「初音ミク」や「鏡音リン・レン」などのボーカル音源ソフトを発売するクリプトン・フューチャー・メディアが、また新たな展開を始めた。9月16日に、iモード向け公式サイト「初音ミクモバイル」をスタートした。 初音ミクモバイル(ミクモバ)は、「初音ミク」を始めとするVOCALOIDシリーズの世界をモバイルで楽しむものである。 ミクモバでは、インターネットを利用してクリエイターと協力して作成するオリジナルの着うたやフル楽曲、VOCALOIDシリーズのキャラクター「初音ミク」などの書き下ろし待受画像が配信される。さらに多機能な待受Flash、きせかえツール(準備中)なども準備された総合コンテンツ配信サイトとなっている。 「着うた/着うたフル」では、テレビ東京の「金のたまご」発掘バラエティー「うぇぶたまww」とのコラボレーション企画によって生まれた楽曲を提供する。また、音楽クリエイター協力の下、オリジナル楽曲を多数集める。 待受画像では、ミクモバオリジナル書き下ろし待受が楽しめる。さらに今後は、多機能待受Flashを配信する予定である。 クリプトン・フューチャー・メディアによれば、同社はCGM(消費者生成型メディア)の作品発表の場としてミクモバを企画した。 ミクモバでは、インターネット上で発表されている優れた音楽やイラスト作品などを積極的に紹介して行く方針である。 「初音ミク」と「鏡音リン・レン」は、クリプトン・フューチャー・メディアが発売するボーカル音源ソフトウェアだ。音階と歌詞を入力し、まるでアイドル歌手をプロデュースしているかのように自由に歌を歌わせることが出来る。 ボーカル音源ソフトウェアをエンタテインメントに利用する斬新なアイディアが支持を集め、音楽制作ソフトとしては異例のシリーズ累計5万本以上の売り上げを記録している。また、書籍やフィギュアなどもヒットするなど社会的な現象となっている。 一方で、クリプトン・フューチャー・メディアは、こうしたユーザーとのインタラクティブな関係をベースに、さらにこれまでにないビジネスモデルの展開を試みている。今回のミクモバも、そうした延長線上にあると言えるだろう。 これまでは携帯公式サイトは、いかにオリジナルのコンテンツを揃えるかに努力をしてきた。ミクモバでは、それをクリエイターとコレボレーションすることで生み出そうとしている。クリプトン・フューチャー・メディア /http://www.crypton.co.jp/ 初音ミクモバイル http://mikumoba.jp/掲載カテゴリ:「待受画面/フレーム」→「キャラクター総合」 サービス開始日: 2008年9月16日 価格:月 額:315円/525円(ポイント制) 対応機種: 901i以降のFOMA端末(一部機種を除く) ※EZweb・Yahoo!ケータイ向けサイトも近日公開予定