「true tears」 舞台となった富山県南砺市で再放送 | アニメ!アニメ!

「true tears」 舞台となった富山県南砺市で再放送

 2008年1月から3月末まで放送されたアニメ『ture tears』が、作品の舞台となった富山県南砺市のケーブルテレビ「となみ衛星通信テレビ」で一挙再放送が行われる。
 放送は2008年9月7日(日)から12日(金)までである。各日午後11時から12時まで2話ずつ放送される予定

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 2008年1月から3月末まで放送されたアニメ『ture tears』が、作品の舞台となった富山県南砺市のケーブルテレビ「となみ衛星通信テレビ」で一挙再放送が行われる。
 放送は2008年9月7日(日)から12日(金)までである。各日午後11時から12時まで2話ずつ放送される予定(最終日のみ3話連続)だ。このほかケーブルテレビ富山、射水ケーブルネットワーク、高岡ケーブルネットワーク、新川インフォメーションセンターでも放送される予定でとなっている。

 『ture tears』は、富山県南砺市を舞台にした5人の高校生男女たちの青春群像劇である。感動的なストーリーと、同市城端地域の古い町並みなど、写実的な舞台設定が人気を呼んだ。
 アニメを制作したのは地元のピーエーワークスである。ピーエーワークスは、それまで『鋼の錬金術師』や『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』シリーズなどで制作協力を行っており、熱心なファンからの注目を集めていたスタジオである。『ture tears』が初元請け制作シリーズとなり、より多くのファンからの注目を集めた。

 放送期間中から作品のモデルとなった舞台を訪れる、いわゆる「聖地巡礼」を行うファンは多く見られた。地元ではこれを受け、JR城端駅構内にある観光案内所パネルやコミュニケーションノートを設置するなど、すばやい対応をみせている。
 1月からの本放送では、関東・関西・中京地区のUHF局で放送されたほか、BS・CS・ネット配信によって全国に行き届いたが、地元の応援を受けて4月から富山テレビで放送されていた。

 今回放送されるのは、さらに地元なる南砺市のとなみ衛星通信テレビである。南砺市では地元の祭りでパネル展示やグッズ販売を行うなど、県外ファンからの観光事業だけではなく、地元での知名度アップの活動を行っている。
 今回一挙放送されるのは夜11時と、本放送のような深夜ではないため、地元の人にとってはより見やすい環境となっているだろう。

 アニメを観光資源として活用するやり方は、すでにいくつかの作品で成功を収めている。「聖地巡礼」の走りとなった2002年の作品『おねがい☆ティーチャー』では舞台となった長野県木崎湖周辺では有志による美化プロジェクトや背景展示が行われている。
 また、昨年大ヒットした『らき☆すた』の舞台として埼玉県鷲宮町の鷲宮神社では公式ファンイベントが行われるなど、地元との連携を強めているのが特徴的である。

 実在する舞台を設定し、品質が高い人気作品は少なくない。しかし、そうした作品が一部のファン活動で終わるのか、さらに拡大するかは地元の支援に左右される。
 これまでの成功例から考えるとと、ファンと地元の協力関係が成功の鍵であるようだ。

true tears 公式サイト /http://www.truetears.jp/
となみ衛星通信テレビ /http://www.tst.ne.jp/
南砺市公式サイト /http://www.city.nanto.toyama.jp/webapps/www/index.jsp

となみ衛星通信テレビ 『true tears』放送予定
日程: 2008年9月7日(日)~12日(金)
時間: 午後11時~12時(2話連続放送)※12日(金)のみ、最終回まで3話連続放送
チャンネル: TSTコミュニティチャンネル (アナログ:5ch、デジタル091ch)
《animeanime》
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