欧州最大のメディアアートフェスに文化庁メディア芸術祭が参加 | アニメ!アニメ!

欧州最大のメディアアートフェスに文化庁メディア芸術祭が参加

 ヨーロッパ最大のメディアアートのフェスティバルであるオーストリア・アルスエレクトニクカで、文化庁メディア芸術祭の作品と日本の学生の優秀作品が上映される。
 9月4日から9日までオーストリア・リンツ市で開催されるアルスエレクトニクカは、デジタルコンテンツ

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 ヨーロッパ最大のメディアアートのフェスティバルであるオーストリア・アルスエレクトニクカで、文化庁メディア芸術祭の作品と日本の学生の優秀作品が上映される。
 9月4日から9日までオーストリア・リンツ市で開催されるアルスエレクトニクカは、デジタルコンテンツを中心に多彩なメディアアートを取り上げる大型イベントとして知られている。米国で開催されるシーグラフと並び、世界で最も注目されるデジタルメディア関連のイベントである。

 文化庁メディア芸術祭を運営するCG-ARTS協会はアルスエレクトニクカにおいて、2003年からメディア芸術祭の優秀作品をヨーロッパに紹介する上映会を行っている。この試みは「Japanese Animation」と題して、主にプロのアーティストによる作品から構成される。
 これに加えて今年は新しい試みとして、日本の若い才能を紹介することを目的に「Animation Next」と名づけたシアターを設ける。アルスエレクトロニカの企画展の一つ「campus」の会場で、第9回から11回までの文化庁メディア芸術祭に選ばれた学生作品を上映する。これは日本の若い才能をもっと紹介したいとアルスエレクトロニカ側と協議した結果である。

 上映されるのは、青木純さんの『コタツネコ』や山川晃さんの『OH HISSE』、坂元友介さんの『電信柱のお母さん』など、全部で9作品である。いずれも日本では文化庁メディア芸術祭だけでなく、様々なコンテストを通じて評価されている作品である。また、作品は全て企画タイトルどおり、広い意味でのアニメーションとなっている。
 「Animation Next」は、日本の学生によるアニメーション映像の最新の動きをヨーロッパに紹介する貴重な機会と言っていいだろう。

アルス・エレクトリニカ 公式サイト /http://www.aec.at/en/
会期: 2008年9月4日(木)~9月9日(火)
会場: オーストリア・リンツ

Animation Next -Student Art Works from Japan Media Arts Festival-
会期: 2008年9月4日(木)~9月9日(火)
会場: リンツ美術工芸大学(Kunstuniversita"t Linz)

【上映作品】(所属は選考時のもの)
『コタツネコ』 青木純(東京藝術大学) 
『OH HISSE』 山川 晃(東北芸術工科大学)
『電信柱のお母さん』 坂元友介(東京造形大学)
『Birthday』 半崎信朗(東京藝術大学大学院)
『HOW TO COOK BREAKFAST?』 山崎涼子(武蔵野美術大学 )
『雲の人雨の人』 上甲トモヨシ(東京工芸大学大学院)
『Allegory of Media Art -メディアアートの寓意-』 津島岳央(多摩美術大学)
『DriftNet』 平川紀道(多摩美術大学大学院)
『Mountain Guitar』 金箱淳一(IAMAS)
《animeanime》
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