1980年代終わりから90年初頭にかけて発売された3つのオリジナルビデオアニメが、Blu Ray Discで、発売される。 この秋にバンダイビジュアルが発売する『冥王計画ゼオライマー』、『バブルガムクライシス』、『ライディング・ビーン』の3作品である。 いずれも古いアニメファンの間では評価の高い作品だが、深夜のアニメ放送のシステムが確立される前の作品で、必ずしも知名度は高くない。これらの作品がBDのハイクオリティ映像によって蘇る。 これまでバンダイビジュアルのBDの発売は、新作アニメや劇場作品、テレビ作品でも知名度の高いものが中心となってきた。今回はBDの発売戦略が比較的知名度の低い作品に拡大していることが感じられる。いよいよBDはDVDに代わる新しい映像パッケージメディアになりそうだ。 『冥王計画ゼオライマー』は、1988年から90年にかけて制作されたSFアニメで、監督は『超時空要塞マクロス』や『吸血姫美夕』の平野俊貴氏が行った。 今回のBDでは、全4話が平野氏の監修によりニューテレシネマスターで蘇る。112分(予定)で税込み8190円10月24日発売予定となっている。 『バブルガムクライシス』は、メカと美少女という現在も続くアニメスタイルの名作。定番を取りながら、派手なアクションと小気味のよい物語展開で人気を博したシリーズである。1987年から91年まで全8作品が製作され、今回BDにまとめられる。長さ333分がニュープリント35ミリHDニューマスター、11月21日に税込み21000円で発売される。 『ライディング・ビーン』は、1989年に制作されて45分のアクションアニメ。こちらもニュープリント35ミリHDニューマスターで、11月21日に6090円(税込)で発売される。往年の人気作品の登場に、ファンからも関心を集めそうだ。 バンダイビジュアルは今年に入り、BDの発売を拡大しており、これはアニメだけでなく実写作品にも及んでいる。 これまでに押井守監督の実写映画『アヴァロン』のBDが発売されたが、8月22日にはこの4月からテレビ放映の始まっている特撮テレビドラマ『ケータイ捜査官7 File01』も発売になる。BDのラインナップは、BDの普及と認知度が高まると伴に様々なジャンルに広がりつつあるようだ。バンダイビジュアル /http://www.bandaivisual.co.jp/『冥王計画ゼオライマー』発売日: 2008年10月24日発売元/販売元: バンダイビジュアル税込価格: 8190円スペック: カラー/(予)112分/ドルビーTrueHD(ステレオ)/AVC/BD50G/4:3<1080p High Definition>『バブルガムクライシス』発売日: 2008年11月21日発売元/販売元: バンダイビジュアル税込価格: 21000円スペック:カラー/(予)333分/ドルビーTrueHD(ステレオ)/AVC/BD50G×2枚/4:3<1080p High Definition>『ライディング・ビーン』発売日: 2008年11月21日発売元/販売元: バンダイビジュアル税込価格: 6090円スペック:カラー/(予)45分/ドルビーTrueHD(ステレオ)/AVC/BD25G/4:3<1080p High Definition>
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