今回で3度目を迎える札幌国際短編映画祭のノミネート作品が発表された。札幌国際短編映画祭は一昨年よりショートショートフィルムフェスティバルから独立した映画祭で、APPOROショートフェスト実行委員会と札幌市の主催で運営されている。 例年国内外問わずアニメーション作品の応募もある。昨年は地元のQuifilmが制作した『[KUROMAME] the magic wand』が最優秀チルドレン・ショート賞を受賞した。この作品は昨年、東京国際アニメフェア2007の第6回東京アニメアワード公募部門特別賞も受賞している。
今年は76の国と地域から計2336作品の応募があり、その中から113作品が本選に進むことになった。 今年ノミネートされた国内作品は20点で、アニメーション作品も数点含まれる。フィルムメーカー部門に、コマ撮り作品などを制作する照沼敦朗氏、海外作品部門には山村浩二氏がグリーンピースの依頼を受けて制作した『校長先生とくじら』がある。 また、昨年のオタワ国際アニメーションフェスティバルにノミネートされていた後藤章治氏の『OOIOO "UMO"』、TOCHIKA(モンノカズエ+ナガタタケシ)がSo-netと共同で行っているプロジェクト『PiKAPiKA THE MOVIE ~GO! GO! PiKAPiKA!!~』などの作品も見られる。