個性的な作品を多数製作するSTUDIO 4℃の劇場作品『Genius Party Beyond』が、この夏に公開される。同作は昨年公開された『Genius Party』の第2弾で、複数の監督がそれぞれ自由な発想で短編を作ったオムニバス映画である。 昨年は、渡辺信一郎監督、河森正治監督ら7人のクリエイターによって製作された。『Genius Party Beyond』では、森本晃司監督、前田真宏監督ら5人のクリエイターによる短編アンソロジーとなる。
今回、『Genius Party』が化粧品メーカーの「shu uemura」のビューティブティック表参道本店の25周年企画として、ユニークなコラボレーション企画を行う。 『Genius Party』から福島庸治監督と木村真二監督が、『Genius Party Beyond』から森本監督が参加して「shu uemura」の化粧品を使用した大きなイラストを描く。これは六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで6月20日から開催される「シュウ ウエムラ展」にて展示される。
福島庸治監督はマンガ家として活躍し、代表作『マドモアゼル・モーツァルト』などの作品を持つ。木村真二監督は『スチームボーイ』や『鉄コン筋クリート』の美術監督として活躍している。森本晃司監督は、『Genius Party Beyond』の一編『次元爆弾』で非常にリアリティある画面を作っている。 これらの実績を持つ監督たちが化粧品という変わった画材を使用して一体どのような画を描くのか、アニメファンだけではなく、画に関心のある人にはお薦めだ。 また、『Genius Party』のDVDと、サウンドトラック(1、2弾の2枚組)は7月2日に発売される。