雑誌「NEWSWEEK日本語版」は、ゴールデンウィーク特集号(4月30日・5月7日合併号)で、国内外の映画批評家が選んだ歴代映画のベスト100を発表した。このなかに今敏監督の『パプリカ』が、数少ない日本映画として選出されている。このほか日本映画には、『硫黄島からの手紙』、『タンポポ』などがあるが、日本アニメ映画では唯一の作品である。 今回の特集は、ただ映画のタイトルを並べるだけでなく、全ての作品に公開当初の映画評がつけられている。それによると米国人の多くは未だアニメーションを子ども向けの映像作品と考えているが、『パプリカ』を観ればそれも変わるだろうとしている。アニメーションの表現を用いた大人向けの作品ということも評価のポイントとなっているようだ。 今回のベスト100の特徴は、映画批評家がこれまで観た映画の中から選んだもので、比較的玄人好みのラインナップとなった点である。アニメでも、既に多くの人が絶賛する宮崎アニメや押井守作品でなく、今敏を選ぶところにそうした専門家の考え方が伺える。 海外で注目されることが増えている日本アニメだが、映画監督となると宮崎駿監督、押井守監督以外にはあまり知られていないのが実情である。そうしたなかで次世代の監督として海外の映画関係者が注目するのが、今敏監督といえるからだ。 『パプリカ』は、昨年NEWSWEEKの米国版が行った2007年のベスト映画の特集でも年間ベスト10に次ぐ10作品として挙げられている。その中でアニメーション作品は、フランスの『ペルセポリス』とこの『パプリカ』の2本だけであった。今敏監督とその作品は、日本で考えられている以上に海外で知られた存在なのである。パプリカ 公式サイト/http://www.so-net.ne.jp/movie/sonypictures/homevideo/paprika/NEWSWEEK日本語版 /http://nwj-web.jp/
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