ニコニコ動画を運営するニワンゴとアニメ製作会社のジェンコは、ジェンコの手がけるキャラクターアニメを4月9日から「ニコニコ動画(SP1)」で配信する。 配信される番組は、ジェンコのキャラクター事業「キャラウッド」のなかで制作されているアニメ作品ラインナップである。 ショートアニメのうえに、ニコニコ動画特有の再生される動画のうえにリアルタイムでするコメントがつけられる。提供された商業作品に、直にコメントがつけられるユニークな試みとなる。 ニワンゴは今年3月に、著作権者未許諾の動画投稿コンテンツの完全削除を打ち出したばかりである。一方で、4月2日からニコニコアニメチャンネルを設けるなど、アニメ作品を含めたオリジナルのコンテンツの提供を強化している。 今回の配信にあたってニワンゴとジェンコは、共同でニコニコ動画の公式動画コーナーに「キャラウッド動画」を開設する。キャラウッドのアニメコンテンツを配信することでニワンゴは、公式動画コーナーの動画コンテンツを充実させ、新たなユーザーの取り込みを目指している。 一方、ジェンコはニコニコ動画での配信を通じて、自社作品キャラクターの育成や作品自身の認知度の向上を期待している。さらにインターネット発のクロスメディア展開の可能性を探る。 ジェンコは劇場アニメからテレビアニメまで、様々な企画を行う製作会社である。『ハチミツとクローバー』や『あずまんが大王』などの人気作、『千年女優』、『鉄人28号』の話題作など数多くの作品を手がけている。しかし、近年は、こうした従来からのアニメ作品に加え、キャラクター中心のネットアニメに力を入れている。 今回、配信されるのは、うすっぺらい曲を歌う、うすっぺらい4人組キャラクターが登場する『ウスペラーズ』、『パンダルイ星』からやってきたサラリーマン警備員が活躍する『パンダルセイジン』、そのほか『モバイルカ』、『SOKODOKEHIME』、『クマスカル』などとなる。 いずれの作品もネットで配信されることを前提にしたショートアニメで、キャラクターが全面に押し出している。キャラクターライセンスを含めた、映像からの二次展開が念頭に置かれているようだ。 新しい動画配信サイトと新しいキャラクターアニメーション。今回のコラボレーションは、そのなかから生まれる新しいビジネスの可能性を感じさせるものとなっている。ニコニコ動画(SP1) /http://www.nicovideo.jp/ キャラウッド動画コーナー /http://www.nicovideo.jp/redir/charawood_movieジェンコ /http://www.genco.co.jp/ キャラウッド /http://www.charawood.com/
「劇場版 SPY×FAMILY」あなたにおすすめの“おでけけ”スポットは? Yahoo! JAPANで“おでけけ占い”公開スタート 2024.2.21 Wed 17:30 『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』の大ヒットを記念して、Yaho…