プロダクションI.Gとマッグガーデンは新たにメディアミックス型の漫画賞を開催する。募集は漫画部門と、原作・脚本部門に分かれており、漫画部門の大賞に選ばれると賞金500万円に加え、出版化と映像化が行われる。漫画部門優秀賞と、原作・脚本部門の大賞は賞金200万円と出版化、および映像化最優先検討の対象となる。賞金総額は2000万円である。 応募期間は2008年4月15日から9月30日まで(必着)、大賞の発表は12月を予定している。 審査員は『サイコメトラーEIJI』などのマンガ原作者である安童夕馬さん、マンガ家で代表作に『ホムンクルス』を持つ山本英夫さん、映画監督の三池崇史監督、押井守監督の4人となっている。 今回のコンセプトは「七人の漫画家(サムライ)」で、一つのジャンルにこだわらない個性豊かな才能を募集している。 応募者へのメッセージとして押井監督は「一般公募のコミック大賞で面白い作品が出る可能性は低い。(中略)ましてや映像化に耐えうる作品が送られてくる確率なんてゼロに等しいだろう。この大賞に期待するのは、こうした僕の認識を覆す作品に巡り合えることだ」と檄を飛ばす。 この漫画賞の特徴は、大賞受賞作品について出版と映像化を確約し、一度に大型のメディアミックスを行うところにある。また、賞金も500万円という漫画賞としては異例の高額になっている。 応募要項はプロ・アマ不問で、20~30代の男性を対象とした作品となっているため、メディアミックスに応えられる高いレベルでの競争となるだろう。 プロダクションI.Gとマッグガーデンは2007年12月にコンテンツ開発を強化するため、経営統合を行った。今回の漫画賞は統合後の両社にとって初めての合同事業となる。マッグガーデンはコミックBLADEなどのマンガ雑誌・コミック発売を事業とする。 プロダクションI.Gは原作権を取得し、今後大掛かりなメディアミックス事業を展開していきたい考えだ。今回の漫画賞にはバンダイネットワークスが協賛するため、モバイル事業も視野に入れていると考えられる。『プロダクション I.G×マッグガーデンコミック大賞』■募集部門 1)漫画部門 2)原作・脚本部門1)漫画部門: 大賞(1本)・・・賞金500万円+出版化+映像化 優秀賞(6本)・・・賞金200万円+出版化+映像化最優先検討2)原作脚本部門: 大賞(1本)・・・賞金200万円+出版化+映像化最優先検討 優秀賞(1本)・・・賞金100万円+出版化+映像化最優先検討■応募条件等1)漫画部門、2)原作・脚本部門ともにヤングコミック誌の読者(20~30代の男性)を対象とした作品。プロ・アマ不問。ミステリー、アクション、恋愛、社会派、スポーツ、SF、ギャグ等ジャンルは問いませんが、オリジナルの未発表作品に限ります。■応募期間2008年4月15日~9月30日(運営事務局必着)応募作品の送付先等の詳しい応募要項については下記のサイトをご覧ください。プロダクション I.G×マッグガーデンコミック大賞/http://www.mag-garden.co.jp/IGMAG
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