アラブ首長国連邦のドバイ首長国にて11月9日から16日まで開催されている第4回ドバイ国際映画祭で、原恵一監督の『河童のクゥと夏休み』が上映される。 『河童のクゥと夏休み』が紹介されるのは映画祭が設けている9つの特集プログラムのうちの「子供の映画」である。このプログラムでは、米国ドリームワークスアニメーションの『ビームービー』など5作品で組まれている。 それぞれの作品が日本、米国、インド、カナダ、ドイツからとなっており、国際色豊かなラインナップである。最近では中近東地域でも日本アニメファンは現れ始めているが、日本の劇場アニメが同地域の劇場で公式に上映されるケースはほとんどない。 ドバイは日本での知名度は必ずしも高くないが、過去10年間で中東の金融都市、観光都市として急成長しており、こうした面で注目が増している。これに加えて近年は、映像・音楽、キャラクターなどのコンテンツ分野でも中東の主導を握れる文化大国を目指している。 同国では、既に、マーベルとニコロデオンという米国のキャラクタービジネスの巨大企業と手を組んだドバイランドの建設が始まっている。さらに今年の10月にはドバイ初のキャラクタービジネスショーである「キャラクタードバイ:ドバイ国際キャラクター&ライセンシングフェア」を開催した。同イベントは国際的なライセンスビジネス団体LIMAにも加盟した。 ドバイ国際映画祭もこうした流れのなかで開催されている。近い将来、ドバイが中東の金融ビジネスの入り口であるように、アニメやコンテンツビジネスの中東での入り口になる可能性は高い。河童のクゥと夏休み公式サイト /http://www.kappa-coo.com/ドバイ国際映画祭 /http://www.dubaifilmfest.com/en/
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