スピルバーク 視覚効果協会の生涯功労賞受賞 他賞発表は2月10日 | アニメ!アニメ!

スピルバーク 視覚効果協会の生涯功労賞受賞 他賞発表は2月10日

 米国の映像特殊効果の振興を目指す視覚効果協会(The Visual Effects Society)は、映画監督・プロデューサーのスティーブン・スピルバーグ氏に生涯功労賞を授与する。同協会の生涯功労賞は、映像文化のなかでの視覚効果に多大な貢献を残す人物を選び顕彰している。

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 米国の映像特殊効果の振興を目指す視覚効果協会(The Visual Effects Society)は、映画監督・プロデューサーのスティーブン・スピルバーグ氏に生涯功労賞を授与する。同協会の生涯功労賞は、映像文化のなかでの視覚効果に多大な貢献を残す人物を選び顕彰している。
 同協会のこれまでの生涯功労賞の受賞者には、映画監督のジョージ・ルーカス氏、ロバート・ゼメキス氏、視覚効果の大御所デニス・ミューレン氏らが名を連ねている。

 スピルバーグ氏の監督作品には、『未知と遭遇』、『インディ・ジョーンズ』、『ジュラシック・パーク』など、映画史上のなかでもターニングポイントとなった作品が多数ある。さらにSF映画を得意としており、近年の『宇宙戦争』なども含めて、大掛かりな視覚効果を多用する。
 今回の受賞は、そうしたスピルバーグ氏の業界と技術の発展に対する長年の貢献に報いるものである。受賞式は来年2月10日にハリウッドのコダックシアターで開催される第6回視覚効果協会賞(ANNUAL VES AWARDS)の授賞式と合わせて行われる。

 視覚効果協会は、映像効果やVFXなど様々な名称で呼ばれる映像の視覚効果に携わる業界や教育、クリエイターなどを代表する米国唯一の団体である。
 ハリウッドのなかに数ある同業者団体のなかでは歴史が浅いが、近年の映像制作における視覚効果の重要性の飛躍的な高まりによってその存在感を増している。

 視覚効果協会は2003年より、視覚効果にフォーカスした顕彰である視覚効果協会賞を設けている。賞は昨年までは、映画やテレビ、ジャンルごとに22の部門賞を設けていた。このなかには、アニメーションのキャラクター造形を評価する4つのアニメーション賞も含まれている。
 しかし、今年はさらにアニメーション映画に絞ったアニメーション映画賞(Outstanding Effects in an Animated Motion Picture)が設けられ、合計で23部門となる。こちらも大きな注目となるだろう。2008年1月7日にノミネート作品を発表後、2月10日に受賞作品が発表される。

視覚効果協会(The Visual Effects Society)
  /http://www.visualeffectssociety.com/
視覚効果協会賞公式サイト
  /http://www.vesawards.com/
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