東京国際映画祭に山村浩二監督登場 | アニメ!アニメ!

東京国際映画祭に山村浩二監督登場

 東京国際映画祭のなかで開催されるanimecsTIFF2007に、日本を代表するアニメーション作家の山村浩二監督が登場した。山村監督が登場したのは映画祭のオープニングの10月20日で、animecsTIFF2007のオープニング特集として山村浩二監督とその作品が取り上げられているた

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 東京国際映画祭のなかで開催されるanimecsTIFF2007に、日本を代表するアニメーション作家の山村浩二監督が登場した。山村監督が登場したのは映画祭のオープニングの10月20日で、animecsTIFF2007のオープニング特集として山村浩二監督とその作品が取り上げられているためである。
 山村監督はテレビアニメのファンには馴染みが薄いが、アートアニメーションの世界では世界的に知られたアーティストで、これまで数多くの国際アニメーション映画祭に参加し、また多くの受賞経験がある。現在、世界で最も海外に知られているアニメーション作家の一人である。

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           (C)2007 TIFF

 今年も今回映画祭でプレミア上映された『カフカ 田舎医者』で、世界4大アニメーション映画祭のひとつオタワ国際アニメーション映画祭でグランプリに輝いた。また、スペイン・アニマドリ国際アニメーション映画祭グランプリ、ロシア・クロクアニメーション映画祭最優秀賞を受賞するなど高い評価を受けている。
 このほか『頭山』ではアヌシー、ザクレブ、広島の3つのアニメーション映画祭でグランプリを受賞している。世界4大アニメーション映画祭の全てでグランプリを受賞している稀有なアニメーション作家でもある。

 今回の上映作品は、先の2作品のほか『年をとった鰐』、『こどもの形而上学』、『校長先生とクジラ(劇場用CM)』を含めた5作品となった。animecsTIFF2007は山村監督を広く紹介することで、日本のアートアニメーションを世界に発信することになる。
 山村監督は上映前に舞台挨拶に立ったほか、上映終了後にはドイツ文学者で今回の『カフカ 田舎医者』の原作となったフランツ・カフカについても詳しい池内紀氏を招いてティーチインを行った。ティーチインでは、映画の話やフランツ・カフカについて話題となった。

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           (C)2007 TIFF

東京国際映画祭 /http://www.tiff-jp.net/ja/
カフカ 田舎医者 公式サイト /http://www.shochiku.co.jp/inakaisha/
《animeanime》
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