アニメ専門チャンネルのアニマックスは、第5回アニマックス大賞受賞作品『ゆめだまや奇談』を11月25日に放映する。作品は自分と弟の夢のなかに入り込んだ11歳の女の子を主人公とする心温まるファンタジー作品である。 『ゆめだまや奇談』は、昨年開催された第5回アニマックス大賞を受賞した月野あかりさんのシナリオを人気アニメスタジオのプロダクションI.Gがアニメ化したものである。音楽監督と主題歌を人気ミュージシャンの石井竜也さんが手がけこちらも話題を呼んだ。 これまでアニマックス大賞のアニメ制作は、アニマックスを運営するアニマックスブロードキャスト・ジャパンの出資企業である東映アニメーション、サンライズ、トムス・エンタテイメントが行ってきた。 今回は初めての外部パートナーとのコラボレーションでもある。プロダクションI.Gは、個性的な演出や高い映像クオリティで知られるアニメスタジオだけに、今回一般公募による作品をどのように映像化するかが大きな注目となる。 また作品は、東京国際映画祭に合わせて10月22日から開催される映像作品のトレードショーTIFCOMでも国内外のバイヤーに向けて番組販売される。アニマックスは『ゆめだまや奇談』だけでなく、これまでのアニマックス大賞受賞作品4作品も同時に広く紹介する。 アニマックス大賞を単なるコンテストに終わらせるだけでなく、作品化、さらに海外を含む番組販売に進める意欲的な的な取り組みとなっている。 アニメマックス大賞は今年開催された第6回では、募集対象地域をアジア広域に広げている。グローバルレベルでさらに多くの才能の発掘を目指している。アニマックス /http://www.animax.co.jp/プロダクションI.G /http://www.production-ig.co.jp/