講談社のモーニング編集部は、全世界11ヶ国語で新人漫画作品を募集する国際漫画新人賞の第2回の募集を開始した。国際漫画新人賞は、日本の大手マンガ出版による初の海外向け新人賞として国外で大きな話題を呼んでいる。 前回と同じく全世界11ヶ国語で公募を行い、大賞には賞金5000ドル、副賞(2作品)には賞金2000ドルが授与される。募集締め切りは2008年の12月31日(必着)である。このほか大賞受賞作は、人気マンガ誌の「週刊モーニング」または「増刊モーニング2」に掲載される。また副賞受賞作も含めて受賞者には、担当編集者がつき商業デビューを支援する機会も検討される。 海外でのマンガ作品の公募は、海外企業によるものは既にかなりの数がある。しかし、そうした募集も英語での募集が中心で、モーニングのようにアジアやヨーロッパ地域を視野に入れたものは少ない。 さらに日本の大手出版社が、商業デビューを前提に直接海外のマンガ作家を募集するのは、国際漫画新人賞が初めての試みである。 第1回は今年春にモーニング創刊25周年を記念して募集を行ったが、モーニング編集部によれば、短期間の募集であるにも関わらず、世界10カ国・地域から驚異的な数の応募作が集まった。こうしたことも第2回の募集につながったようだ。 しかし、予想を超える応募数が集まったことから選考作業に時間がかかっている。選考結果は8月にモーニングのWeb公式サイトe-morningで発表される。さらに大賞受賞作は、10月中旬発売されるモーニング2第6号に掲載される。 予想を超える応募作品は、マンガファンの間のマンガ文化の中心が日本であるとの意識に支えられていると考えられる。その日本で商業デビューするチャンスを与えられることが、国際漫画新人賞に挑戦する大きなインセンティブになっている。 第2回は前回よりさらに知名度が高くなったことに加えて、締切りまで半年以上期間を置いたことで第1回を上回る応募作品が集まることが考えられる。モーニングにとっては、海外からの新しい感性を雑誌に取り込むことで、日本のマンガの活性化につながりそうだ。 アニメでは既にアニマックスが、アニマックス大賞で、アニメのシナリオ・原作をアジア主要地域で公募している。今後、日本のコンテンツの宣伝と海外の新しい才能の獲得を目指した国際コンペティションは、さらに活発化する可能性が高いだろう。モーニングWeb公式サイトe-morning /http://www.e-morning.jp/ 国際漫画新人賞公式サイト /http://e-morning.jp/mimc/当サイトの関連記事/講談社モーニング 世界10ヶ国語で国際新人賞開催
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