「ますむらひろしの世界展」 八王子市夢美術館で(6/22) | アニメ!アニメ!

「ますむらひろしの世界展」 八王子市夢美術館で(6/22)

 八王子市夢美術館は、マンガ家ますむらひろしさんの世界を紹介する大規模な展覧会を、7月20日から9月17日まで開催する。ますむらさんは空想的で暖かい作風をモチーフにするマンガ家で、大人から子どもまで幅広い層で人気がある。
 代表作には『アタゴオル物語』を筆

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 八王子市夢美術館は、マンガ家ますむらひろしさんの世界を紹介する大規模な展覧会を、7月20日から9月17日まで開催する。ますむらさんは空想的で暖かい作風をモチーフにするマンガ家で、大人から子どもまで幅広い層で人気がある。
 代表作には『アタゴオル物語』を筆頭にした「アタゴオル」シリーズや、宮沢賢治作品のマンガ化した一連のシリーズなどがある。今回の展覧会ではこの中から、マンガ家としての初期から現在までの活動をマンガ原稿やイラストおよそ200点で紹介する。これまでにない、本格的なますむらひろしさんの展覧会となる。
 
 ますむらさんの作品は、アニメとも関わりが深い。昨年は代表作『アタゴオル』シリーズが、フル3DCGアニメーションとして劇場公開されている。アニメの制作は3DCGアニメーションで日本のトップを走るミコット・エンド・バサラが行っている。 映画はよしむら氏の創作した不思議な世界を見事に描きだし、大きな注目を浴びた。
 また1985年には、「宮沢賢治作品漫画化」シリーズを原作とする『銀河鉄道の夜』がグループタック、杉井ギザブロー監督の手によりアニメ映画化されている。手の込んだ映像と擬人化された猫が主人公という斬新な設定で、評価の高いアニメである。作品は1985年の大藤信郎賞も受賞している。
 いずれの作品も、ますむらひろしさんの独特の美を実現したもので、原作と切り離すことは出来ない。こうしたアニメのアイディアの源ともなった美術世界を知るうえでも、今回の展覧会は見逃せない。

 会期中の7月29日と8月12日には、「ますむらひろしアコースティックライブ&サイン会」の開催も予定されている。
 9月2日には小説『キッチン』などで知られ、学生時代からの『アタゴオル』のファンである作家よしもとばななさんとますむらひろしの対談講演会も行われる。

「ますむらひろしの世界展」
会場: 八王子夢美術館 /http://www.yumebi.com/

会期: 平成19年7月20日~9月17日 (毎週月曜 9/17日は開館)
開館時間: 10時~19時(8/4、5のみ~21時まで)
観覧料: 一般 400円(320円)、学生[小学生以上] 200円(160円)、シルバー[65歳以上] 200円(160円)
未就学児無料、[ ]は団体料金
主催: (財)八王子市学園都市文化ふれあい財団
特別協力: アタゴオル・オフィス、メディアファクトリー
協力: 朝日新聞社、朝日ソノラマ、偕成社、アド・サークル
企画協力: アドシステム
《animeanime》
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