3月24日に愛知県武豊町で、自主制作のアニメーションをまとめて上映する武豊アニメーションフィルムフェスティバル(TAFF)が開催される。 TAFFはアニメーション関連の上映企画が多くない東海地方では、飛騨国際メルヘンアニメ映像祭などと並ぶ上映イベントである。国内の若手アニメーション作家の先進的な表現手段による作品を上映する目的で、2005年に始まり今年で3回目を迎える。 フェスティバルは、実験的なアニメーションやモーショングラフィックス、さらに様々なコンテストでの受賞作品など、短編アニメーションを中心に優れたアニメーションを紹介する。 そのなかには文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞を受賞した橋本大佑さんの『flowery』や、吉祥寺アニメーション映画祭2006グランプリを受賞した坂元友介さんの『電信柱のお母さん』などよく知られた作品も多い。現在の日本の自主アニメーションの現状を知るのに最適な場となりそうだ。 近年は3DCGアニメーションやフラッシュアニメーションなどその手法は様々であるが、インデイーズアニメーションへの一般の関心は徐々に高まりを見せている。こうしたなかでTAFFのような地道な上映会がこれまで果たしてきた役割は大きいだろう。【TAFF'07】3月24日14時~(13時半開場)入場料:500円主催:武豊町、NPOたけとよ 企画運営・作品セレクト:吉田雅彦DMイラスト:斉藤哲昌 協力:P.I.C.S.Co.,Ltd./http://www.alt-nagoya.com/blog/【上映作品】橋本大佑 『flowery』黒田賢 『あるひとつの方向性』斎藤哲昌 『samsara』松藤弥生 『うわの空』小林和彦 『Arpeggiation』『monochrome』『still phantom』早瀬交宣 『mix a miniascape』写楽 『KOUGAN』半崎信朗 『Birds』名取祐一郎 『鳥獣剣士 第一幕/第三幕』小出英貴+百合草 尚子 『花を摘みに』くろやなぎてっぺい 『インドの恋の歌』SHINCHIKA 『MB1F』ムラギしマナヴ 『SKETCH OF ANIMATION』『Improvisation-Animation 02, 04』KEPPEK密造films 『アングル』『キュウリの世界』『丸の内弁当前派出所』寺田めぐみ 『子供の素』谷口崇 『森の安藤』和田淳 『やさしい笛、鳥、石』『鼻の日』坂元友介 『焼き魚の唄』『マーチングマーチ』『蒲公英の姉』『電信柱のお母さん』