杉並アニメーションミュージアムの発表によれば、2007年3月4日に同ミュージアムの累計入場者数が10万人を突破した。 杉並アニメーションミュージアムは、日本のアニメーション産業の中心地のひとつとして知られる杉並区が、日本のアニメの理解を広げる目的で2005年3月5日にオープンした。運営は日本動画協会が行なっており、アニメの歴史や作品を総合的に紹介する日本で唯一施設として人気を集めている。開館から2年で入館者10万人の大台を突破したことになる。 10万人目の入館者を迎えた3月4日は、同館の2周年記念のアニメーションフェスティバル2007 in 杉並も開催中であった。 同館はアニメ資料の展示だけでなく、こうしたイベントやワークショップ、講演会を数多く企画している。こうした豊富な企画も、ミュージアムの集客に大きな力を発揮している。 近年は、国内外から観光のアトラクションとしてアニメを活用する動きも広がっている。しかし、関連ショップなどは多いが、アニメの制作や作品そのものに触れることの出来る施設は東京には多くない。 杉並アニメーションミュージアムは、三鷹市の三鷹の森ジブリ美術館や秋葉原の東京アニメセンターなどとともに、今後もアニメ観光の重要拠点になりそうだ。/杉並アニメーションミュージアム