エンタテイメント関連出版のぴあは、日本やアジアで活躍する映像作品やクリエーターの功績をたたえる「第1回Invitation AWARDS」を発表した。 このうちアニメーション賞には、『時をかける少女』と『ドラえもん のび太の恐竜2006』が選出された。 『時をかける少女』は、先日の文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞やアニメーション神戸劇場部門・作品賞なども受賞しており、順当な受賞といえるだろう。 むしろ、この作品がこれからさらに続く賞レースのなかでどこまで快進撃を続けるのかが注目である。 『ドラえもん のび太の恐竜2006』は、こうした賞に輝くのは初めてだが意外感は少ない。作品は、毎年恒例の劇場版『ドラえもん』の最新作である。昨年の劇場公開を休止した後に、声優やキャラクターデザインを一新した意欲作である。 劇場公開当時から、その勢いのある作画やリメイク前の旧作の良さを生かした物語に、子供たちだけでなくアニメファンの間でも話題を呼んでいた。 ぴあはInvitation AWARDSを、同社の発行するカルチャーマガジン「Invitation」を中心に開催する映像フェスティバルとしている。そのコンセプトは、ジャンルを超えた映像作品、日本とアジアで活躍する、映像における最先端のムーブメントとなっている。 また、ぴあによれば今回の賞の選出は、「Invitation」に執筆するライターを中心に行なった。そのうえで審査方法には、「政治」要素は入らないと表明している。 それは日本のエンタテインメント関係の賞には業界関係者の投票によるものが多く、関係者が投票者や審査員に多く入る作品が有利になりがちという状況を念頭にいれたものだろう。そのうえで賞の差別化を狙っていると考えられる。 賞には、アニメーション賞以外に、「アクター・オブ・ザ・イヤー」や「アクトレス・オブ・ザ・イヤー」「プロデューサーズ・オブ・ザ・イヤー」「アジア・オブ・ザ・イヤー」「映画賞」「TVドラマ賞」など12部門と、1月9日開催のフェスティバルで発表される4つの特別賞から構成される。 しかし、1部門から2作品が選ばれたのはアニメーション賞だけで、審査員が両作品とも捨てがたかった様子が見て取れる。 また、ゲーム賞では、先日、累計出荷数が500万本を超えたと発表されたばかりの『ポケットモンスター ダイヤモンド&パール』が選ばれている。 Invitation AWARDSは第1回としているため、今後も毎年開催を続けていく可能性が高い。他の賞とは違う賞、受賞することを誇りと出来る賞になるかの評価については、まだ数年の時間がかかるだろう。/第1回Invitation AWARDS特設サイト /受賞者・受賞作品一覧
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