大手アニメ製作会社のプロダクションI.Gは、同社が2000年に製作した劇場アニメ『BLOOD THE LAST VAMPIRE』がフランスの映画会社パテ社によって実写映画化されると発表した。 パテ社はおよそ30億円の製作費で映画を製作し、プロダクションI.Gは同社が持つ原作権の使用許諾を行う。2007年1月には撮影に入り、2008年陽春には世界公開が行われる。
『BLOOD THE LAST VAMPIRE』は1966年のベトナム戦争の時期に、主人公の少女小夜がヴァンパイヤと戦うSFアクション映画である。第4回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞を取るなど、作品の評価は高い。05年から06年にかけて制作されたテレビシリーズの『BLOOD+』は、この作品を原案としている。 作品の原作権はプロダクションI.Gが保有している。プロダクションI.Gは、今回、アメリカのビデオ流通会社マンガーエンターテイメントを通じてパテ社に実写映画化の許諾を行った。