日本SF大賞候補に「時をかける少女」(11/6) | アニメ!アニメ!

日本SF大賞候補に「時をかける少女」(11/6)

 日本SF作家クラブが主催する日本SF大賞の2006年の大賞候補5作品のひとつに劇場アニメ『時をかける少女』(細田守監督)が選ばれた。候補作品のなかで唯一の映像作品、またアニメ作品となっている。
 他の4作品は『アイの物語』(山本弘)、『シャングリ・ラ』(

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 日本SF作家クラブが主催する日本SF大賞の2006年の大賞候補5作品のひとつに劇場アニメ『時をかける少女』(細田守監督)が選ばれた。候補作品のなかで唯一の映像作品、またアニメ作品となっている。
 他の4作品は『アイの物語』(山本弘)、『シャングリ・ラ』(池上永一)、『天涯の砦』(小川一水)、『バルバラ異界』(萩尾望都)である。萩尾氏の『バルバラ異界』 は、マンガ作品として唯一の候補作品である。
 日本SF作家クラブによれば、小松左京氏の『日本沈没 第2部』は会員から多くの支持を集めたにもかかわらず、プロジェクトチームの意向により候補作を辞退した。

 また、第8回日本SF新人賞候補には、『ウイルス』(青浦英)、『星の歌』、(手島史詞)、『デフラグ』(黒葉雅人)、『ソウル・キャッチャー』(左畑志門)、『ジャン=ジャックの自意識の場合』(樺山三英)、『戦域軍ケージュン部隊』(木立嶺)の5作品が選ばれた。
 12月上旬に開催される日本SF作家クラブによる選考会を経て、上記の5作品のなかから大賞と6作品のなかから新人賞が決まる。

 日本SF大賞は1980年に設立され、今年で27回目を迎える。これまで小松左京氏や半村良氏など数々のSF作家が受賞してきた。また、『時をかける少女』の原作者でもある筒井康隆氏も第13回(1992年)に『朝のガスパール』で受賞をしている。
 日本SF大賞は選考対象をSF小説に限定せずに、あらゆる映像やマンガといった広い分野のSFから選考される。これまでも、第4回の大友克洋氏のマンガ作品『童夢』や第17回の劇場映画『ガメラ2』などの受賞歴もある。
 アニメ作品の受賞は、第25回(2004)の『イノセンス』(押井守監督)などがある。『時をかける少女』がSF大賞を受賞すればアニメ作品としては2年ぶりとなる。

第27回SF大賞候補作
『アイの物語』 山本弘 角川書店
『シャングリ・ラ』 池上永一 角川書店
『天涯の砦』 小川一水 早川書房
『時をかける少女』 細田守監督 マッドハウス・角川ヘラルド
『バルバラ異界』 萩尾望都 小学館

第8回日本SF新人賞最終候補作
青浦英『 ウイルス』
手島史詞『星の歌』
黒葉雅人『 デフラグ』
左畑志門『ソウル・キャッチャー』
樺山三英『ジャン=ジャックの自意識の場合』
木立嶺『戦域軍ケージュン部隊』

/日本SF作家クラブ 

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