アメリカでアニメ流通を行う4キッズエンタテイメントは、8月7日付で同社が作品を提供するオン・ディマンドのアニメ放送をコムキャスト・オン・ディマンドで開始する。この放送は、4キッズが権利を持つ『遊戯王』、『忍者タートル』、『ソニックX』など日本アニメを含む人気作品から構成されており、合計10時間分の放送が2週間ごとに入替る。 10時間のうち2時間はこれまではテレビ放送のない完全新作で、『遊戯王カプセルモンスターズ』といった作品が含まれる。 これまでアニメ専門のオン・ディマンド放送は、ADヴィジョンが運営するアニメネットワークなどが知られているが、現在までは主要メディアとはなっていない。 今回の4キッズの試みは、アニメネットワークよりも、むしろ7月に開始されたVizメディアとカートゥーンネットワークによる「トゥーンナミ・ジェットストリーム」のイメージに近そうである。「トゥーンナミ・ジェットストリーム」は、インターネット上ではあるが、限られた作品を限られた期間にオン・ディマンドで視聴出来る点と共通点が多い。 近年、アメリカではテレビ放映による露出とDVDや関連商品の売上における密接なつながりを指摘する声が大きい。一方で、大手地上波放送や大手ケーブル放送の放映枠は限定されているため、こうした放映枠の確保を巡って日本アニメ同士で激しい競争が起きている。 こうしたなかで、これまでの大手地上波放送やケーブル放送に限定されない番組放送を模索する動きが続いている。例えばファニメーションによるアニメ番組のシンジゲード販売の強化や、日本アニメの専門放送局での放映増加などもこうした動きの一環であろう。 今回の4キッズの動きも同じ目的が含まれているだろう。同時に、番組の放映権の販売の多角化による収益の機会の増加を狙っているとも言える。いずれにしても、米国におけるアニメ放送メディアがここ数年で急激に多角化に向かっていると言っていいだろう。/4キッズエンタテイメント /コムキャスト・オン・ディマンド
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