アヌシー・クリスタル賞に仏「Renaissance」など(6/11) | アニメ!アニメ!

アヌシー・クリスタル賞に仏「Renaissance」など(6/11)

 6月5日から10日までフランス・アヌシーで開催されていた国際アニメーション映画祭のコンペティション作品の受賞作が決定した。最も注目される長編アニメーション部門では、フランス作品でクリスチャン・ボッルクマン監督の『ルネサンス:Renaissance』がクリスタル賞

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 6月5日から10日までフランス・アヌシーで開催されていた国際アニメーション映画祭のコンペティション作品の受賞作が決定した。最も注目される長編アニメーション部門では、フランス作品でクリスチャン・ボッルクマン監督の『ルネサンス:Renaissance』がクリスタル賞に選ばれた。

 『ルネサンス』は、未来のパリで繰り広げられるアクションSFドラマをモノクロの3Dアニメーションで見せるスタイリッシュな野心作である。フランスでは3月に公開されたばかりである。
 ノミネート5作品の中には、昨年から今年にかけて主要なアニメーションの受賞を総なめにした『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』とフランスの人気コミックを原作とする『アステリスクとバイキング』も含まれていた。有力作品を押しのけて貴重な受賞である。このため長編アニメーション賞にノミネートされていた日本の『銀色の髪のアギト』や『xxxHOLiC真夏ノ夜ノ夢』も受賞を逃した。
 ボッルクマン氏は、1995年に同じアヌシーで『Le cobaye』で審査員賞を受賞している。また、1999年のアニメーション映画『Maaz』では、世界のアニメーションフェスティバルで30を越える賞を受賞した経験がある。

 また、短編アニメーション作品部門では、アヌシークリスタル賞にフランスのレジーナ・ペッソア監督の『ハッピーエンドになった悲劇的な話:Histoire tragique avec fin heureuse』が、テレビ部門のクリスタル賞にはスペインの『友達と間に起きる小さなこと:A Little Something Between Friends』が選ばれた。
 このほか上映作品全279作品から20の賞が選出されたが、残念ながら日本からの出品作からの受賞はなかった。

/アヌシー国際アニメーションフェスティバル公式サイト
 
/パリ2054 ルネサンス公式サイト 

《animeanime》
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