角川書店 大人向け新アニメ誌を発売(11/13) | アニメ!アニメ!

角川書店 大人向け新アニメ誌を発売(11/13)

 角川書店は、同社が発刊しているアニメ雑誌『Newtype』より年齢層の高い読書を狙った新しい映像雑誌『NewWORDS』を11月25日に発売をする。角川書店によれば、新雑誌は『Newtype』を卒業した大人のファンに向けられた雑誌で、アニメやゲームだけでなく実写映画やライフ

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 角川書店は、同社が発刊しているアニメ雑誌『Newtype』より年齢層の高い読書を狙った新しい映像雑誌『NewWORDS』を11月25日に発売をする。角川書店によれば、新雑誌は『Newtype』を卒業した大人のファンに向けられた雑誌で、アニメやゲームだけでなく実写映画やライフスタイルなどについて幅広い情報を提供する。 
 今回の刊行はニュータイプの増刊号というかたちを取っているが、今後、季刊化、月刊化されるか不明である。

 これまでアニメ雑誌は、角川書店が刊行する『Newtype』やあるいは徳間書店の刊行する『アニメージュ』といった10代向けの雑誌が大半を占めていた。20代以上のアニメファンの数は少なくないと言われているが、大人向けのアニメ雑誌は唯一日経BPによる『日経キャラクターズ!』のみである。
 角川書店は、この潜在的には大きいがアニメ雑誌の購買層として顕在化していないアニメファンを新たな顧客として取り込みたいと考えているのだろう。

 しかし、アニメだけでない幅広いコンテンツを取り上げたエンターテイメント雑誌が、どこまでそうした層にアプローチ出来るのかは未知数である。また、『NewWORDS』の展開する誌面づくりは、概要だけを読むと既に存在する『日経キャラクターズ!』と重なる部分が大きい。『日経キャラクターズ!』と同じ市場を取り合うことになるのか、差別化することで大人向けのアニメ雑誌に市場を拡大することが出来るのかも大きな注目点である。
 角川書店の『Newtype』は、10代のアニメファンから高い支持を集めており、現在国内で最も売れているアニメ雑誌とされている。さらに、アメリカで英語版、韓国で韓国版の『Newtype』の発刊も行なっており、いずれも現地で高い人気を得ている。こうしたノウハウがうまく生かせれば新しい市場の開拓も可能性は高いに違いない。

/ウェッブカドカワ 
/Newtype.com 
《animeanime》
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