「BLAME!」舞台挨拶、櫻井孝宏「想像の斜め上をいく凄まじいビジュアルでした」と絶賛 | アニメ!アニメ!

「BLAME!」舞台挨拶、櫻井孝宏「想像の斜め上をいく凄まじいビジュアルでした」と絶賛

2017年5月4日(木)、東京都内にある丸ノ内ピカデリーにて、劇場アニメ『BLAME!』の完全披露上映会および舞台挨拶が行われた。

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2017年5月4日(木)、東京都内にある丸ノ内ピカデリーにて、劇場アニメ『BLAME!』の完成披露上映会および舞台挨拶が行われた。
『BLAME!』は、1997から2003年に講談社の『月刊アフタヌーン』で連載されていた漫画作品が原作。『シドニアの騎士』などでファンを魅了し続ける弐瓶勉のデビュー作でもある。20年の時を得て映像化された本作品は、5月20日より全国の映画館で2週間限定で上映される。

上映の熱冷めやらぬ中、早速キャスト陣によるトークショー。また、トークショーの様子は、ニコニコ生放送、LINELIVEでも生中継された。
壇上には、霧亥役の櫻井孝宏、づる役の雨宮天、捨造役の宮野真守、監督の瀬下寛之、副監督の吉平“Tady”直弘が登壇し、挨拶のあと、作品の感想についてトークが繰り広げられた。
櫻井は、「想像の斜め上をいく凄まじいビジュアルでした」と絶賛。収録の時は絵がなかったそうで、完成版を見て雨宮は、「希望と絶望の繰り返しで、見ている間中体に力が入りっぱなしでした!」と作品の迫力に圧倒されたと語った。宮野も「実際に見ると、こんなにスピーディーでスリリングなんだ!と思いました」と話し、「声優さんってすごいな!」と改めて声優のすごさを感じたと話し、笑いを誘った。
また、監督と副監督も「映像化できない作品と言われていた作品を2年がかりで映像化した」と話し、「感無量です」と心境を明かした。
プレスコ(絵のない状態での収録)はイメージの共有がすごく大事で、台詞の多い宮野が中心となって場の雰囲気を作り、その中で口数の少ない役柄の櫻井は、息遣いだけで間合いを見事に表現していたと互いに絶賛。プレスコが初めてだった雨宮は、最初ガチガチに緊張していたそうだが、必死で人の演技を聞くことで返していったと苦労を明かした。しかしプレスコは、キャスト陣の演技の間合いや雰囲気がそのまま絵になるという魅力もあり、「影響を与えられているのかな、と嬉しい」と宮野。
間合いに関して、櫻井が「自動工場でとある危機に瀕した時の、捨造の“へい”の間が大好きです!」と話すと、監督も「クラシックな西部劇のような渋い“へい”にしたかった」と、こだわりを語った。
また、女の子キャラであるづるに関して、原作者の弐瓶も「可愛くなくちゃだめでしょ」とこだわりを持っており、かといって育った環境的に可愛すぎるのも違うとして、自然な可愛さになるように工夫したそう。雨宮も、地声に近い声で演じたそうだが、「完成版を見たら、それがちゃんと不自然じゃない可愛さになっていた」と満足いく仕上がりになっていたと語った。
イベントもあっという間に終了の時間。最後は「キャラクターの生きている“音”を感じられる作品」、「シンプルで分かりやすく、それでいてスケールの大きさ、怖さ、キャラクターの心情がぎゅっと詰まっている」と一言ずつ魅力を語り、本イベントは終了となった。
また、上映初日となる5月20日(土)には初日舞台挨拶も行われることも決定している。詳しくは公式HPをチェックしてほしいとのこと。

『BLAME!』公式サイト
http://www.blame.jp/
《月乃雫》
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