「劇場版 ソードアート・オンライン」初日 松岡禎丞が「SAOの集大成」と太鼓判 | アニメ!アニメ!

「劇場版 ソードアート・オンライン」初日 松岡禎丞が「SAOの集大成」と太鼓判

『劇場版ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』が2月18日より公開。新宿バルト9で行われた初日舞台挨拶では、主人公キリト役の松岡禎丞、アスナ役・戸松遥らが登壇した。

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2012年と2014年に二度アニメ化された『ソードアート・オンライン』の初となる劇場作品『劇場版ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』が2月18日より公開。新宿バルト9で行われた初日舞台挨拶では、主人公キリト役の松岡禎丞、アスナ役・戸松遥を始め、神田沙也加、井上芳雄、鹿賀丈史、そして伊藤智彦監督が登壇した。

本作は原作を手掛ける川原 礫が書き下ろした完全新作ストーリー。アニメ版ではVR(仮想現実)の架空の世界が舞台だったが、劇場版ではAR(拡張現実)を使うゲーム「オーディナル・スケール(OS)」が爆発的人気を博した世界が舞台となる。

本編の上映が終わったばかりで興奮冷めやらぬ会場内。そこにキャスト・スタッフが登壇すると、惜しみない拍手で迎えられた。その拍手に応えるようにキャスト陣は順々に自ら演じたキャラクターの台詞を披露。会場はさらに熱気を帯びた様子に。特に主役・ヒロインを演じた松岡と戸松が声を揃えて「オーディナル・スケール、起動!」と叫ぶと、大きな拍手と歓声が挙がった。さらに、「こんなに緊張する舞台挨拶はない」と登場前につぶやいていたという松岡は、誰よりも緊張した面持ち。そんな松岡に向けて、会場から割れんばかりの笑いと「頑張れ」という温かい声援が送られた。

本作の注目の一つにゲスト声優の豪華さが挙げられる。ユナ役・神田沙也加、エイジ役・井上芳雄、重村教授役・鹿賀丈史の3名はミュージカルや舞台で活躍する実力派だ。今回、このようなキャスティングとなった経緯について伊藤監督は「ミュージカルをやっている方々であれば、アニメとの親和性があるのではと考えた。特に今回は歌姫・ユナを演じる神田さんをキャスティングした時『今回はミュージカルだな』と思い、井上さんと鹿賀さんにも声をかけました」と語った。

そして、アニメ好きを公言する神田は「(オファーが来たときは)役も聞かずに即答です。劇中の曲も多く歌わせていただいたのも、いい思い出となり、宝物になりました」と笑顔を絶やさず答えた。また、謎の多い剣士エイジを演じた井上は「なんで僕にオファーが来たんだろうって。ドッキリかなって思いました」と当時の胸中を述べた。今回で声優の仕事は2回目だという鹿賀は「重村教授の人間性をとらえること、そして専門用語が多く、難しかった。でも、出来上がりを見てホッとしましたね」と語った。

ゲスト声優の演技を見て、どんな印象を受けたのかと聞かれると松岡は「井上さんはアフレコが初めてだったそうなんですけど、本当に初めてなんですかっていう程、堂々とされていた。そして、どんどん色々なものを吸収していた。鹿賀さんは最初から完成されていて、もう我々とは違う次元に…。『これは勝てないですわ』ってなりました(笑)でも、気持ちでは負けないようにしましたね」と恐縮した様子。戸松は「私たち声優には表現できないような演技をされていて、とても勉強になりました」答えた。

最後に一言を求められた松岡は「本作はSAOの集大成。キリト・エイジ・重村など様々な視点から物語を見ていただいて、そこで新たな発見をしてほしい」とキャラクターごとに見方が変わる、作品の奥深さを語った。また、伊藤監督は「DVDで見るのではなく、アクションシーンやユナの歌などを大きいスクリーンと劇場の音響で見なければ!というものを作りました。是非、劇場でその凄さを体感していただきたい」と本作にかけた意気込みを述べ、舞台挨拶を締めた。

『劇場版ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』
2月18日(土)より全国公開中  配給:アニプレックス 上映:119分

(C)2016 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/SAO MOVIE Project
《冴島友貴》
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