キャラクターの頭のネジが行方不明! 中毒性抜群なハイテンションアニメ「この素晴らしい世界に祝福を!」【2016年の一本】 | アニメ!アニメ!

キャラクターの頭のネジが行方不明! 中毒性抜群なハイテンションアニメ「この素晴らしい世界に祝福を!」【2016年の一本】

レビュー

キャラクターの頭のネジが行方不明! 中毒性抜群なハイテンションアニメ「この素晴らしい世界に祝福を!」【2016年の一本】
  • キャラクターの頭のネジが行方不明! 中毒性抜群なハイテンションアニメ「この素晴らしい世界に祝福を!」【2016年の一本】
今年も多数の魅力的なアニメが放送され、去年同様、1本を選ぶというのはなかなかに難しい。しかし敢えて選ぶとするならば、今年は『この素晴らしい世界に祝福を!』を推したいと思う。『この素晴らしい世界に祝福を!』、通称“このすば”は、今年1月から3月にかけて放送された、角川スニーカー文庫のライトノベルが原作のTVアニメだ。

本作の魅力は、何といっても個性豊かかつ頭のネジが何本も外れているようなキャラクターたち。主要ヒロイン3人全員が美少女なのに、萌えよりキャラクターのおかしさに目がいってしまうという強烈なアニメ。

まず、メインヒロインの“駄女神”ことアクア。彼女は「アクシズ教」という宗教の御神体で、水を司っている女神。知力と運以外は並外れた能力を持ち、回復魔法を得意とするアークプリーストだが、日頃の考えなしの自分勝手な行動はとても女神とは思えない。そして何かにつけて自分は女神でエリートなのだと主張しているが、打たれ弱く、自分の身に危機が迫るとプライドなんて初めからなかったかの如く主人公に泣きつく。そこに迷いは感じられず、清々しいほどに潔い。

2人目のヒロインは、アークウィザードのめぐみん。強力な魔力を持つ彼女は、最強の爆発系最上級クラス魔法といわれている「爆裂魔法」を得意とする。が、消費魔力の大きさゆえに1日1魔法しか使えず、魔法を打ったあとは倒れて自力で起き上がることすらできない。そして、爆裂魔法以外の魔法は使えない。そのため、それ以外では中二病を患ったただのロリっ子。さらに、中二病故にか、何かと話をややこしくする傾向にある。

3人目のヒロインは、クルセイダーのダクネス。見た目は超絶美人な女騎士だが、不器用で攻撃が当たらないという致命的な欠点がある。そして敵の攻撃を一手に引き受ける騎士の鏡かと思いきや、実は真性のどMという残念系美女。自分が敵に捕まり凌辱の限りを尽くされる妄想をして赤面し、悶えているど変態だ。

そして一見普通そうな主人公・カズマだが、取得した窃盗のスキルで女性陣のパンツを剥ぎ取ったり、自分の欲求に正直すぎたりと下衆な一面も結構な頻度で見受けられる。ヒロインが強烈すぎることから物語の中では常識人なツッコミ役ポジションであることが多いが、主人公にふさわしいできた男とは言い難い。
このように、主要キャラに誰もまともな人間がいないのが、“このすば”なのだ。

そして本作のもう1つの魅力は、テンポの良さやテンションの高さ、絶妙な間にもあるように思う。地道なシーンはさくさくと進め、キャラクターたちが騒ぐシーンやどこかが残念な戦闘シーンなど、キャラクターの魅力という名の頭のおかしさを引き出すことに尽力しているような構成なのだ。真面目なはずのシーンも、彼女たちの強烈な個性の前では、中だるみの余地すらない。そんなハイテンションの中でたまにくる「間」が、よりこのアニメの中毒性を高めている。しかし最終話に近づくにつれて感動的なシーンも挟まれるので、たまに不意打ちで泣かされる。なぜだか少し悔しいが、完全に頭を持っていかれる。

そんな見る者を飽きさせず、強烈なインパクトで虜にする“このすば”は、2017年1月11日よりTVアニメ第2期『この素晴らしい世界に祝福を!2』も放送される。2期では一体どんな展開が待ち受けているのか、今から楽しみで仕方がない。

【月乃雫】
アニメと料理とアニソンをこよなく愛す、フリーのライターです。
好きなアニメのジャンルは、ダークファンタジーと萌え系。女ですが、男性向けを好む傾向にあります。可愛いは正義! この「アニメ!アニメ!」内で、「アニメシ作ってみた」も連載中!
《月乃雫》
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