話題のバンド・デシネ「ラストマン」を紹介 国際交流と同人誌展【コミケ90】
コミックマーケット90が東京ビッグサイトで2016年8月12日より開催されている。企業ブースは12、13日の二日間開催されているが、そのエリア内に「国際交流コーナー」が展開されている。今回はフランスのバンド・デシネから『ラストマン』の展示を展開した。
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『ラストマン』はバラック、ミカエル・サンラヴィル、バスティアン・ヴィヴェスの三人が原作、ネーム、画を描いているバンド・デシネ作品だ。物語はとある国の格闘トーナメント大会が舞台。毎年恒例となっているこの大会は、二人一組で参加するものだが、主人公の少年・アドリアンはパートナーの棄権で出場できなくなる。しかしそこでパートナー制を知らずに大会に参加しようとした謎の旅人・リシャールが現われる。リシャールとアドリアンは体格も年齢も全く違うが、チームを組むことになり、物語は展開する。
この『ラストマン』は2015年アングレーム国際漫画フェスティバルで最優秀シリーズ賞を受賞。全12巻で完結する予定で、2016年10月末にフランス語版9巻が発売される。日本語版の第1巻は8月9日に発売、会場でも販売を行い、特別価格で700円。
既にゲーム化もされ、2016年秋にアニメの放映も予定している。展示ではそれらの情報やマンガのページを展示、さらには制作過程などの映像も流されていた。
バンド・デシネはフランスのマンガだが、本作は日本の作品に大きく影響を受けているので読みやすい。少年マンガらしくもあり、海外ならではの視点や絵のタッチは面白い。10月には作者の来日も予定され、今後の展開が楽しみな作品である。