映画『ペット』 宮野真守&梶裕貴インタビュー キュートなコメディだけど実は奥深い | アニメ!アニメ!

映画『ペット』 宮野真守&梶裕貴インタビュー キュートなコメディだけど実は奥深い

『ミニオンズ』で世界的な大ヒットを飛ばしたのイルミネーション・エンターテインメントとユニバーサル・スタジオのタッグが新たな話題作を贈りだす。最新作『ペット』が8月11日に全国公開となる。…

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梶裕貴、宮野真守/photo:市原達也
  • 梶裕貴、宮野真守/photo:市原達也
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  • 宮野真守/photo:市原達也
  • 梶裕貴/photo:市原達也
  • 梶裕貴、宮野真守/photo:市原達也
  • 宮野真守/photo:市原達也
『ミニオンズ』で世界的な大ヒットを飛ばしたイルミネーション・エンターテインメントとユニバーサル・スタジオのタッグが新たな話題作を贈りだす。最新作『ペット』が8月11日に全国公開となる。

飼い主がいない間、ペットたちは一体何をしているのだろうか? そこから膨らんだイメージをもとに制作された本作は、テリア系雑種犬のマックスと大型犬デュークを中心にさまざまなペットたちが空から水中まで、縦横無尽に駆けまわる。可愛いキャラクターと笑いもたっぷりなキュートな映画に仕上がった。さらに見逃せないのは、日本語吹き替え版に人気の実力派声優も多数配していることだ。マックスらペット仲間たちに手を貸すタカのタイベリアスを宮野真守さん、陽気でどこか抜けているモルモットのノーマンを梶裕貴さんが演じる。数々の傑作で声を演じてきたふたりは、動物たちの魅力がぎゅっとつまった『ペット』ではどのように演じるのだろうか?本作のみどころと、役への意気込みを二人に聞いてみた。
[取材・構成=川俣綾加]

映画『ペット』
8月11日(木・祝)全国ロードショー
http://pet-movie.jp/

■かわいくて、楽しくて、時には考えさせられる
──タカのタイベリアス、モルモットのノーマンを演じることが決定した時の心境はいかがでしたか?

宮野真守(以下、宮野)
飼い主がいない間ペットたちは一体何をしているのかを描く。もう、その発想がわくわくしますよね。僕はダックスフントを飼っていたことがあるのでバディが卓上型ミキサーを利用して体をグリグリしている姿が本当にたまらないです。
そんな作品に出演できるなんて嬉しい! ……と思っていたらなんとタカ! まさかのタカです(笑)。齢を重ねたタカは自分にとってもチャレンジな役でした。

梶裕貴(以下、梶)
『ミニオンズ』を見て、なんて楽しい作品だろうと思っていたので『ペット』で声をかけていただけて嬉しかったです。僕もシーズーとハムスターを飼っていたことがあるので、とても身近なテーマだと感じました。そしてモルモット役と聞いて「なるほど」と。

──「なるほど」と思ったんですね。


もしかしたら顔キャスティングだったのかなって。(笑)

宮野
っかーー!(笑)

──顔キャスティング!?(笑)


僕自身もぱっと見が「げっ歯類」っぽいというか…。

宮野
ネズミ・キャスティングだったわけだ。


ネズミ的な顔立ちなこともあってノーマンに親しみを感じますし、これまでにもネズミを演じたことがありましたし。(笑)

宮野
ネズミっぽいのもカワイイ。


持ち前のネズミっぽさを活かして……

宮野
頬袋とかね!


実写じゃないからそこは活かせなかったですね!(笑)

──梶さんはご自身でなるほど感があったということで(笑)、宮野さんはタイベリアスが決まって、どう役へのイメージを膨らませていきましたか。

宮野
タカとはいってもタカみたいな声で喋るわけではないんです。タカのいわゆる擬人化のような。どういう性格なんだろうかと考えてキャラクターづくりをしました。まず、年齢が高いので。

加えて、本来なら大空を羽ばたくタカだけれどもペットとして飼われている。だからこその孤独感だったり、抗えない猛禽類の衝動がキャラクターに反映されていたりするので、そういった面白さを出していこうと思いました。

──本作ではノーマンのモルモットらしさをより際立たせるため、梶さんの声にはエフェクトがかかっていますね。これまで演じてきた中でも珍しいことでは。


そうですね。キャラクターの声としてあそこまで加工されるのはおそらく初めてです。こうした世界観ならではのコミカルな空気が強くなっていると思うので、声優冥利につきますね。

──加工された声を聞いてみていかがでした?


こんな風になるんだ!という驚きがありましたね。どうすればピッチを上げてもノーマンの個性である「抜けている感じ」が出せるのか…加工後のことを逆算しながら声質や声の高さを考えていきました。そこは難しいところでしたね。一度演じてみた上で、その場で実際に加工して「もっとこうしようか」というトライが何度かありました。

《取材・構成=川俣綾加/撮影:市原達也》
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