「銀魂」がまさかの実写映画化 銀さんは小栗旬、監督は「変態仮面」の福田雄一 | アニメ!アニメ!

「銀魂」がまさかの実写映画化 銀さんは小栗旬、監督は「変態仮面」の福田雄一

「週刊少年ジャンプ」(集英社)連載の人気作『銀魂』の実写映画化が発表された。主人公・坂田銀時役には『信長協奏曲』の小栗旬、脚本・監督には『HK 変態仮面』の福田雄一を起用した。公開は2017年を予定している。

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「週刊少年ジャンプ」(集英社)連載の人気作『銀魂』の実写映画化が発表された。主人公・坂田銀時役には『信長協奏曲』の小栗旬、脚本・監督には『HK 変態仮面』の福田雄一を起用した。公開は2017年を予定している。原作の累計発行部数は5000万部を超え、アニメも大ヒットした痛快エンターテイメントが、今度は実写映画になって大暴れする。

『銀魂』はパラレルワールドの江戸が舞台。宇宙からやってきた天人(あまんと)の台頭と廃刀令によって、かつて隆盛を極めた侍は衰退の一途をたどっている。主人公はそんな時代に己を信じる侍魂を持つ万事屋の坂田銀時だ。
銀時役は2016年に映画デビュー15周年を迎えた小栗旬が務める。『ルパン三世』や『信長協奏曲』でマンガ原作の主人公を演じ、『銀魂』の大ファンでもある小栗が銀さんをどう表現するのだろうか。また原作の第27巻に小栗旬之介というパロディキャラが登場していたのも不思議な縁となった。

脚本・監督にはドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズの福田雄一を起用した。福田も『HK 変態仮面』やドラマ『アオイホノオ』などマンガ原作の実写化に携わってきた人物である。
これまで幾度となく実写化の企画が集英社に持ち込まれてきた中でようやく実現に至ったのは、福田監督によるところが大きかったそうだ。プロデューサーは「連載がクライマックスに向けて大いに盛り上がっている今というタイミングと、そして何より、福田雄一とい作品と相性がピッタリの稀有な作家で作りたい、という提案に空知先生も興味を示してくれました。これだったら見てたい、という先生や集英社の皆さんの琴線に触れたのだと思います。それ相当の覚悟で、福田監督もリスクある舟に乗てくれました」と原作者・空知英秋も納得の起用だったと明かす。

気になる本編については「私は何も心配していないし、ファンの皆さんにも期待してほしい。なぜなら、私の手元にある福田さんの書いた台本、すげえ面白いんです」と早くも自信をのぞかせた。映画のストーリーや他のキャスティングはまだ発表されていない。オリジナリティにあふれる福田の演出と、小栗の芝居にファンの熱視線が注がれるだろう。映画のクランクインは今年7月を予定している。
[高橋克則]

映画『銀魂』
2017年全国ロードショー

[スタッフ]
脚本/監督: 福田雄一
主演: 小栗旬
原作: 「銀魂」空知英秋(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
製作: 「銀魂」製作委員会 制作プロダクション:プラスディー
配給: ワーナー・ブラザース映画

[コメント]
原作者・空知英秋
「ジャンプ」でやってる「幕末」の「侍」ものというキーワードで『るろうに剣心』並みの大作漫画と勘違いした、こんな豪華なスタッフとキャストが集まってくれました。
メンバーが豪華だろうと原作が原作ですから基本泥舟。全員銀魂と一緒に死んでもらう事になりますが、福田監督は「勇者ヨシヒコ」でコスプレ感丸出しながらもそんなのお構いなしで物語に引き込み爆笑させてしまう剛腕振りを見た時から、嫉妬からこのオッさん死んで欲しいなと思っていたし、
小栗くんもクローズがカッコ良かったんで、漫画に無断で登場させた時から訴えられるんじゃないかとドキドキしていたし、以前テレビで小栗くんの本棚が映った際に銀魂を1巻で切っているのを見た時から鈴蘭に乗り込まなきゃいけないと思っていたので、二つの邪魔な才能を抹殺するにはいい機会だと思っております。
漫画の実写化はイメージと違うと叩かれるのが常ですが、もう今さら何をやっても読者の皆さんの銀魂のキャラ像はブレないと信じていますし、ここに集まってくれた方々はそういう覚悟もした上で、それでも泥舟でもいいから銀魂に乗りたいと言ってくれた方々ですから、そんな人達の作るまた別の形の銀魂ならコケてもいいから見てみたいな、見てもらってもいいかなと思ったのが実写化をうけた僕の率直な気持ちです。
という事なので皆さん。わざわざ沈む船に乗り込んだ「現代」の「侍」達の姿を見て、笑うも結構、泣くのも結構。映画と一緒にその顛末もお楽しみあ~れ。

監督・福田雄一
空知先生から大切な作品を任せていただいたこと、本当に光栄です。たくさんのファンの方に支持されている原作です。原作の魅力を実写化でも表現できればと、僕が確たる信頼を寄せている最強のキャスト、スタッフに集結していただきました。
空知先生にお会いした時に「福田監督ということは今回ももちろん低予算ですよね!」と言われたのですが、銀魂ともなると、残念ながら? たくさんの予算を頂けました。この予算、たくさん笑えて感動出来る銀魂のために使い切りたいと思います。

(c)空知英秋/集英社 (c)2017「銀魂」製作委員会
《高橋克則》
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