2003年から2010年までアメリカで放送されたドラマ『コールドケース』が、日本独自の設定で新たにドラマ制作される。2016年10月より、WOWOWのオリジナルドラマ枠「連続ドラマW」で放送を開始する。オリジナル版は米国CBSで放送された刑事ドラマだ。未解決の殺人事件を解決する捜査チームを描く。未解決事件が起きた当時のヒット曲を劇中で使用するなど、面白い演出が当時から高い支持を得ていた。捜査チームを率いる主人公リリー・ラッシュ役の吹替えを田中敦子が担当したのも話題だ。田中敦子は『攻殻機動隊』のアニメシリーズで草薙素子役など務めた人気声優だ。今回制作される日本版では、舞台は米国フィラデルフィアから神奈川に移る。一方で主人公の刑事とそのチームのメンバーが、毎話異なる未解決事件の真相をたどるコンセプトは受け継がれる。そんな本作のスペシャル特報映像も公開された。映像では、ハリウッドメジャーのワーナー・ブラザースとのタッグを象徴する両社のロゴとともに、本作の舞台である壮大な横浜の空撮が確認できる。予告のナレーションにも注目だ。これを田中敦子が担当するファンにとってはたまらないキャスティングとなっている。時代描写や心情描写とともに注目だ。米国版では主人公のリリー・ラッシュをキャスリン・モリスが演じたが、本予告では、日本版の主人公となる女性の後姿も公開。まだ女優の名前は明かされていないが、一体誰が演じるのか、またどのように物語へ絡んでくるのか。オリジナル版を知っている人でも、興味深い特報映像になっている。もちろん、各話で紐解かれていく未解決事件の様子も確認可能だ。30秒という短い内容ながら、世界観を充分に把握できるだろう。日本版で監督を務めるのは、「SP」シリーズを手掛けた波多野貴文。また脚本は、映画『64-ロクヨン-前編/後編』『ヘヴンズ ストーリー』の監督である瀬々敬久が担当。さらに吉田康弘、蓬莱竜太、林宏司も脚本としてクレジットされている。さらに、全編4K・HDRで制作するに当たり、『シン・ゴジラ』を制作する撮影監督・山田康介を起用している点にも注目だ。
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