新作アニメ「ユーリ!!! on ICE」はフィギュアスケートで高みを目指す | アニメ!アニメ!

新作アニメ「ユーリ!!! on ICE」はフィギュアスケートで高みを目指す

AnimeJapan 2016のエイベックス・ピクチャーズブースでは、新作オリジナルアニメ『ユーリ!!! on ICE』の製作発表会が開催された。

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3月26日、27日に東京ビッグサイトにて開催されたAnimeJapan 2016。27日のエイベックス・ピクチャーズブースでは、新作オリジナルアニメ『ユーリ!!! on ICE』の製作発表会が開催された。
『ユーリ!!! on ICE』は、キャラクター原案を『モテキ』の久保ミツロウ、監督を『LUPIN the Third -峰不二子という女-』などを手掛けた山本沙代が務める、男子フィギュアスケートをテーマにした作品。今回のイベントには、久保、山本両氏が登壇し、本作を製作するに至った経緯や、作品の魅力、新情報の数々を語った。

まずはスクリーンで本作のPVが流れると、久保は動くキャラクターの姿に感動しているようだった。これまでもワンカットごとにチェックしていたそうだが、映像として見ると喜びが改めて湧いてきたようだ。
同じくメインキャラクターが描かれたキービジュアルも公開されると、久保はその美しさに惚れ込んだ様子。監督の山本も「素晴らしいとしか言いようがない」と手応えをコメントしていた。

また、メインキャラクターのキャストも発表。日本人のフィギュアスケーター・勝生勇利を演じるのは豊永利行、ロシア人選手のもう一人の「ユーリ」であるユーリ・プリセツキーは内山昂輝が担当。そしてリビングレジェンドと呼ばれるロシアの有力選手、ヴィクトル・ニキフォロフは諏訪部順一が演じる。
久保によると、キャラクターを構想している当初から考えていた声優陣がそのまま決まったとのことだ。

その後2人が語ったのは、そもそもなぜフィギュアスケートをテーマにしたアニメを作ることになったのか。山本は約4年前から企画を考えていたそうだが、フィギュアスケートのアニメはほとんど存在せず、企画が通らない状況が続いていたという。そして、ソチオリンピックなどを経て、ようやく企画が通るようになったと、ここまでの苦労を明かしていた。
企画が通ったところで次は誰と製作するか、という壁が立ちはだかるが、そんなときに偶然、久保が担当するラジオ「オールナイトニッポン」を聞き、フィギュアスケートについて熱心に話しているのを知ったという。ここから久保にアプローチをかけたそうだ。
山本は「骨太な原作を作れる人と組みたい」、一方の久保は山本に対して「この人となら近い波長で作品を作れる」とお互いに意気投合し、ついにアニメ化の道が開けてきたとのこと。

本作の振り付けは数々のトップスケーターの振り付けを担当してきた宮本賢二が担当しており、そのアニメーションにも期待がかかる。半面、フィギュアスケートの滑らかな動きを再現するのに苦労していると山本は語っていた。久保も「ごまかすことはできないな」と作業の難しさを吐露した。
また、本作は世界的に行われるグランプリシリーズを題材にしており、2人は取材のため、スペインやロシア、中国など各国の大会に自腹で取材に行ったエピソードも明かし、観客を驚かせていた。
山本は本作のストーリーについて、グランプリシリーズのファイナルを目指す過程を描いているそうで、スケーターが高みを目指す姿を見ることができると、本作の魅力を語る。さらに久保も「アニメでしか表現できないことを目指します」と力強く宣言、ファンを沸かせて、イベントは幕を閉じた。

AnimeJapan 2016
ビジネスエリア: 2016年3月25日(金)~3月26日(土)
メインエリア: 2016年3月26日(土)~3月27日(日)
場所: 東京ビッグサイト
《ユマ》
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