塩田周三氏 アヌシー国際アニメーション映画祭の審査員に就任
フランスのアヌシー国際アニメーション映画祭は、2016年のコンペティション部門の最初の審査員を3月14日に発表した。
ニュース
-
“回復・治癒”(ヒーラー)系キャラは? 3位「ヒプマイ」神宮寺寂雷&「ヒロアカ」リカバリーガール、2位「呪術廻戦」家入硝子、1位は…<24年版>
-
東京都がアニメーションの海外見本市出展を支援 アヌシー映画祭併設マーケットMIFA参加
-
「声優と夜あそび」新クール突入! 夜あそびメンバーのプロフィール帳をチェック
塩田氏は日本を代表するCGアニメーションのスタジオのトップとして知られるが、グローバルでのアニメーション、CGの文化振興にも熱心に活動している。これまでにも、アルスエレクトロニカ、SIGGRAPH、Digicon6などの審査員を務めている。
一方で、塩田氏がトップを務めるポリゴン・ピクチュアズは、国内外に向けてのCGアニメーション制作のほか、『シドニアの騎士』『亜人』など日本独特のデジタルアニメーションにも挑戦している。多様な作品を見てきた塩田氏ならではの視点が期待される。
アヌシー国際アニメーション映画祭は、1960年代にスタートした世界で最も長い歴史を誇るアニメーション映画祭だ。同時に世界最大のアニメーション映画祭でもある。
しかし、アヌシーを他の多くの映画祭から際立たせるのは、その多様性であろう。開催期間中は、短編作品だけでなく、長編映画やテレビシリーズなど多彩作品が上映される。また併催される国際見本市のMIFAや企画マーケット、コンファレンス、ワークショップ、リクルート支援など、アニメーションのあらゆる側面を反映している。
それでも映画祭で最も注目を浴びるのは、世界各国からエントリーし、その中から選ばれるコンペティションである。アヌシーには長編部門、短編部門、学生部門、テレビ部門ほか複数の部門に合計18の賞が設けられている。
コンペティション部門に選出されるだけでも注目されるアヌシーだが、その中からどんな作品が選ばれるのか?6月13日から18日まで開催される2016年も大きな関心が集まるに違いない。