「パトレイバー 首都決戦」がモントリオール映画祭で上映 押井守監督がカナダで語る

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(c)2015HEADGEAR/「THE NEXT GENERATION -PATLABOR-」製作委員会
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8月27日よりカナダで開催されている第39回モントリオール世界映画祭に、日本を代表する映画監督のひとり押井守が姿を見せた。押井監督による大作映画『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』が映画祭に公式出品されたためだ。30日には、上映前には押井守監督登壇による舞台挨拶が行われた。
『THE NEXT GENERATION パトレイバー』は、1988年以降、マンガ、アニメ、小説など現在のメディアミックスの先駆けとして大ヒットした「機動警察パトレイバー」シリーズの実写映画プロジェクトである。全12話を7章に分け、2014年4月より順次全国上映された。映画祭に出品された「首都決戦」は最終章にあたり、国内では2015年5月1日より全国公開され話題になった。

今年のモントリオール世界映画祭は、『のぼうの城』(2012年) 、『武士の家計簿』(2010年)などエンタテイメント色の強い日本映画が複数出品されている。日本の映画の楽しさが、世界の映画人に伝わりそうだ。
今回の招聘も、世界的に知られる押井守監督のロボットアクションという側面がポイントとなったという。日本のアニメ、特撮に連なる作品の評価がどうなるか待たれる。

8月30日の舞台挨拶の会場には、現地の押井守ファンが多く来場した。押井監督が「こんにちは」と挨拶すると、会場から日本語で「コンニチハ!」かえってくるくるなど、歓迎ムードでイベントはスタートした。
トークでは、今回上映する作品はプロデューサーがカットした短縮版バージョンであり、自身はまだ根に持っていることなどを話し、会場の笑いを誘った。

また観客から監督へ質問の声があがった。「権力や責任などの対立が描かていることについて」聞かれた押井監督は、「政治背景のないストーリーではハリウッド大作のようなただの娯楽映画になってしまう」とコメント。また「実写版は大変だったか?」という質問には、「生身の俳優との作業が楽しくもあり、人は自分ではコントロールできない部分でもあるので難しくもあった」と制作を振り返った。

イベント終了後には、熱心なファンが監督を取り囲み、写真撮影やサインを求める一幕も。あらためて海外での押井守監督の人気が垣間見える舞台挨拶となった。
《沖本茂義》

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