7月21日に、東京都内にて、アニメ『モンスターストライク』の制作発表会が行われた。『モンスターストライク』といえば、mixiがスマートフォン向けに配信している人気ソーシャルゲームだ。今年5月に同社が行った決算発表の中で、ニンテンドー3DS向けのゲームとともにその存在が明かされ、大きな話題になっていた。発表会ではまず、俳優の金子昇さんが司会進行として登場。さらにミクシィ取締役で同社のゲームや映像コンテンツを創出するXFLAGスタジオの総監督・木村弘毅氏が登壇した。さらにグーグルよりYouTubeパートナーシップ日本代表の水野有平氏も登壇し、3名でアニメ化プロジェクトの説明を行った。ここで本作はテレビアニメでなく、YouTube専用のアニメとなることが明かされた。これは時間と場所を選ばず視聴できるYouTubeに特化することにより、ゲームと同じように会話の中心に溶け込むことを狙っているとのこと。さらに木村氏は小・中学生を中心にYouTubeを試聴する娯楽が根付いてきていると説明。その平均視聴時間は10分弱だという。このデータを基に、本作も約7分に収めることになったことを明かした。また、本作は字幕をつけたうえで、世界同時配信も予定しているという。そして最大の注目は、ゲームアプリとの連携だ。木村氏によると、アニメでボスモンスターが登場すると、アプリでもすぐさま同じモンスターが登場するなど、ゲームとアニメを行き来する要素を考えているとのこと。そのほかにも、ゲーム内でコラボしているキャラクターが、アニメに特別出演する。ゲームならではの仕掛けをいくつも考えているようだ。アニメの最新PV上映を挟んで、続いては『モンスターストライク』人気の火付け役でもある、YouTuberのマックスむらいさんとHIKAKINさんが会場に姿を表す。まずはマックスむらいさんが、リアルな町並みとモンスターが融合したPVに触れると「身が震えました」と絶賛。HIKAKINさんはスマートフォンからモンスターを召喚するシーンに注目したようで、「こう来たか!」と驚いている様子だった。今回の発表会はまだまだ続き、アニメの制作に携わるスタッフがステージ上に集結。ストーリー・プレジェクト構成を担当するイシイジロウ氏を中心に、シリーズ構成・脚本には『妖怪ウォッチ』の加藤陽一氏、キャラクターデザインには『逆転裁判』シリーズで知られる岩元辰郎氏が抜擢されている。また、プロデューサーはウルトラスーパーピクチャーズの平澤直氏が担当。監督・演出は市川量也氏が務める。5名はトークセッションの中で、アニメ版ならではのモンスターデザインについてや、人気モンスターをどう物語に組み込むかなど、さまざまな話題を語り合っていた。ストーリーに関しては、今後発売される3DS版とも関連があるそうで、イシイ氏からはゲームを遊べば、物語がさらに楽しめる仕組みになっているとのコメントもあった。発表会の最後には、本作への出演声優として、小林祐介さん、福島潤さん、Lynnさんの3名が登場。まだアフレコの現場は体験していないそうだが、3人とも口を揃えて、「今からドキドキ、ワクワクしています」とコメントを残した。なお、Lynnさんが演じるヒロインに関しては、今回の発表会では披露されなかった。こちらは8月2日に開催される「モンストフェスティバル2015」にて公開予定とのことなので、8月のイベントを期待したい。
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