7月3日(現地時間)、米国ロサンゼルス市で開催されているアニメエキスポ2015(Anime Expo 2015)で、映画『リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード』の世界初の上映会、ワールドプレミアが開催された。『リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード』は、現在の日本のアニメシーンを牽引するトップスタジオであるTRIGGERが制作した最新のオリジナルアニメである。本作はTRIGGERが文化庁の若手アニメーター育成プロジェクトで作った20分余りの短編をスタートにしている。この映像を観たファンの要望から続編に向けた製作資金を募集したところ、クラウドファンディングのKickstarterで8000人近くから約7400万円の資金が集まり、今回の映画が実現した。作品は2015年10月より日本での全国公開が決定している。今回、ワールドプレミアを日本ではなく、米国に選んだのにはわけがある。実は本作のスタートとなった企画発表、Kickstarterでの募集開始は2年前のアニメエキスポ2014で行われたからだ。米国ファンもこれに応えた。会場となったのはアニメエキスポの会場でも最も大きなウエストホールB。キャパシティは約4000人だが、開場が始まると同時に瞬く間に席が埋まり、満席になった。本作への関心とTRIGGERの人気の高さが感じられた。ワールドプレミアは、『リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード』の吉成曜監督、演出でTRIGGERの代表取締役である大塚雅彦氏が日本から訪れ、米国のファンに感謝した。大塚氏は「Kickstarterで支援者になったのはほとんどアメリカから。アメリカのファンの力で実現した。」と深い感謝を述べた。そして吉成曜監督は感謝と共に、劇場初監督作品の披露に緊張した様子だった。「死刑台に上った気持ちです。後は映画をみていただいたみなさんの判断を待ちたいです」と語った。しかし、吉成曜監督の心配は全く無用だった。映画への反応は熱狂的なものだった。魔女を目指す主人公・アッコらが与えられた課題に奮戦、さらに思わぬ大事件にも巻き込まれ、ハラハラドキドキするストーリー、そしてところ狭しと動き回るキャラクターたち、映画はあっという間に過ぎ去った。場面の要所要所で、米国らしい大きなリアクションが湧き上がる。最後にはスタンディングオベレーションも起きた。アニメエキスポという場であることを割り引いても、大成功と言って間違いないだろう。日本アニメ、TRIGGERの実力を米国でみせつけたかたちだ。[数土直志]
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