長編アニメ「この世界の片隅に」クラウドファンディング 3622万円の調達で終了 | アニメ!アニメ!

長編アニメ「この世界の片隅に」クラウドファンディング 3622万円の調達で終了

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2015年3月9日から実施された劇場長編アニメ『この世界の片隅に』の制作実現を目指したクラウドファンディングが、5月29日に終了した。スタートより大きな注目を集めたプロジェクトだが、終了直前に支援者がさらに拡大し、最終的に当初目標としていた2000万円を大きく上回る3622万4000円もの資金を集めた。
3622万4000円の資金調達は、アニメ!アニメ!編集部の調べではこれまで国内で実施され、募集が終了し、成立したクラウドファンディングでは過去最高の金額となる。これまでも映画作品とクラウドファンディングと相性がよいとされてきたが、日本を代表するカルチャーであるアニメがそれを証明した。

『この世界の片隅に』は、『夕凪の街 桜の国』などで知られるマンガ家・こうの史代の代表作を原作とする。第二次大戦中の広島で過ごす主人公・すずの生活を描く。これを『マイマイ新子と千年の魔法』や『BLACK LAGOON』などで知られる片渕須直が監督・脚本、『坂道のアポロン』『残響のテロル』のMAPPAがアニメーション制作する。
2016年に公開を目指し、企画の実現のためクラウドファンディングを実施した。今回集まった資金は作品の制作スタッフの確保や、パイロットフィルム制作に活用する。予想を上回る金額は、プロジェクト前進の大きな力になるはずだ。

『この世界の片隅に』のプロジェクトで注目されるのは、支援者の熱度の高さだろう。クラウドファンディングでは、支援の御礼としてサポーターにリワードを渡す。映画であればBlu-rayやDVDなどのグッズなどが多いが、『この世界の片隅に』では主人公からの手紙、支援メンバー証などささやかだ。
一方で、ファンミーティングの参加や本編エンドロールへのクレジットなど、物理的なものとは異なるリワードが充実するが、支援金額の大きさとリワードはあまり比例しない。『この世界の片隅に』へのサポーターは、映画制作実現、その支援をするという心の部分が大きい。そうした気持ちを持つ支援者が全部で3374人、これは日本のクラウドファンディング史上でエポックメイキングな出来事と言っていいだろう。

劇場アニメ『この世界の片隅に』制作支援メンバー募集ページ
https://www.makuake.com/project/konosekai/
劇場アニメ『この世界の片隅に』公式サイト
http://www.konosekai.jp/
《animeanime》
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