まず坂本さんは「今日はじめて『攻殻機動隊ARISE』をご覧になる方はいらっしゃいますか?」と問いかけると、客席からはちらほらと手が挙がった。シリーズを再編集した『攻殻機動隊ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE』が放送中とあって、現在進行形で新たなファンを生み出していることがうかがえた。 二人は未見のファンのためにストーリーの詳細は避けながらも、実は『攻殻機動隊』のファンだったことや、それゆえにキャストを一新した「ARISE」には緊張感があったことなどを語った。
『攻殻機動隊 新劇場版』に話題が移ると、すでにアフレコが終了していることが発表された。収録はこれまで以上にスムーズに進み、公安9課がチームワークを発揮するストーリーと同様、キャスト陣のコンビネーションも抜群だったようだ。 最後に坂本さんは、1995年の『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』で少女の義体に入った素子を演じてから、現在にいたるまでの想いを伝えた。そして「ARISE」シリーズについて「より一層9課のメンバーと素子を好きになっていただけるのではないか、そうでありたいなと思っています」と語り、トークショーを締めくくった。 [高橋克則]