2015年1月に『劇場版PSYCHO-PASS サイコパス』を全国公開、大ヒット作となったノイタミナムービー第2弾「Project Itoh」の公開日が発表となった。「Project Itoh」は、夭折のSF作家・伊藤計劃の関わった長編小説3編をそれぞれアニメ映画化するという壮大プロジェクトとして注目されている。伊藤自身が執筆した『虐殺器官』『ハーモニー』、そして伊藤の残したプロットをもとに友人であるSF作家の円城塔が書き上げた『屍者の帝国』だ。映画は10月にまず『虐殺器官』を公開、翌11月には早くも『ハーモニー』が登場する。さらに12月に『屍者の帝国』が公開される。3本の映画はキャラクター原案はいずれもredjuiceながら、監督はそれぞれ村瀬修功、なかむらたかし&マイケル・アリアス、牧原亮太郎と個性溢れる異なった才能を起用する。アニメーション制作スタジオも、manglobe、STUDIO4°C、WIT STUDIOとこちらも異なる実力派スタジオが担当する。2015年秋から冬にかけて、「伊藤計劃」を切り口に異なった才能が競演する。アニメファン、SFファンならずとも必見だろう。また今回公開された『虐殺器官』と『ハーモニー』のポスタービジュアルにも注目したい。いずれもポスターイラストは、キャラクター原案のredjuiceがき下ろした。『虐殺器官』では主人公のクラヴィス・シェパードが、『ハーモニー』でも主人公の霧慧トァンが大きく描かれ、正面を見据える。並べてみると両ポスターが対をなしているかのようにも見える。さらに今回発表されたキャッチコピーも二人の視線を意識したものだという。ポスターは4月24日より、全国の劇場で掲出される予定だ。伊藤計劃は1974年生まれ。2009年3月に34歳の若さで世を去った。残された長編はわずか2冊だが、『ハーモニー』では第30回日本SF大賞、米国でフィリップ・K・ディック記念賞特別賞を受賞するなど高い評価を受けている。『屍者の帝国』は伊藤が執筆を計画しながら、実現しなかった。友人の円城塔が共著としてこれを完成、本作は第33回日本SF大賞特別賞、第44回星雲賞日本長編部門を受賞している。「Project Itoh」http://project-itoh.com 『虐殺器官』原作: 伊藤計劃(ハヤカワ文庫JA)監督 :村瀬修功『Ergo Proxy』 キャタクター原案: redjuiceアニメーション制作: manglobe2015年10月公開予定『ハーモニー』原作: 伊藤計劃(ハヤカワ文庫JA) 監督: なかむらたかし マイケル・アリアスキャラクター原案: redjuice アニメーション制作: STUDIO4°C2015年11月公開予定『屍者の帝国』原作: 伊藤計劃×円城塔(河出文庫)監督: 牧原亮太郎キャラクター原案: redjuice制作: WIT STUDIO公開:2015年12月公開予定『虐殺器官』 (C)Project Itoh / GENOCIDAL ORGAN 『ハーモニー』 (C)Project Itoh / HARMONY
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