「ハヤカワ文庫補完計画」始動 名作SFからミステリー、サスペンス、アクションまで70冊

ニュース

早川書房は今年3月より、「ハヤカワ文庫補完計画」とタイトルした刊行企画を開始した。2015年に同社が創立70周年を迎えたのを記念して、同社を代表する名作、傑作70冊を新訳、復刊、新版にて刊行する。
3月13日にまずダニエル・キイスの『アルジャーノンに花束を』を新版で刊行した。山下智久の主演ドラマでも注目される本作でまず話題を盛り上げる。その後も、SF、ミステリー、ファンタジー、ノベル、ノンフィクションなどが次々に登場する。

早川書房は第二次大戦後すぐ、1945年創立した。以後様々な作品を出版してきたが、なかでも海外ミステリー、SFの翻訳出版は同社を代表するジャンルだ。海外で大きな注目を集めた作家、作品をいち早く紹介し、多くの作家、クリエイターに多大な影響を与えた。
ハインラインやクラーク、アシモフといったSF作家、あるいはクリスティやクィーンといったミステリーの大家を早川の本で知ったという人は数多い。日本のSFカルチャー、ミステリーカルチャーの一翼を担う存在だ。

今回の「ハヤカワ文庫補完計画」でも、そうした海外の傑作SF、ミステリーを紹介しようと強い意欲が窺える。より読みやすくなった新訳版に古典作品が多数ラインナップされている。
例えば、『機動戦士ガンダム』の成立に大きな影響を与えたとされるロバート・A・ハインラインの『宇宙の戦士』(内田昌之訳)、さらに『はだかの太陽〔新訳版〕』 (アイザック・アシモフ著/小尾芙佐訳)、『デューン/砂の惑星〔新訳版〕 (上・下)』 (フランク・ハーバート著/酒井昭伸訳)、『死者の代弁者〔新訳版〕 (上・下)』 (オースン・スコット・カード著/中原尚哉訳)などはSFアニメファンにもお奨めだ。
新訳以外でも、初訳よなるアーシュラ・K・ル・グィンの『世界の誕生日(仮題)』小尾芙佐訳や、新装版ででるサイバーパンクSFの傑作『クローム襲撃』(ウィリアム・ギブスン著/浅倉久志・他訳)は押さえたいところだ。

ミステリーでも『九尾の猫〔新訳版〕』 (エラリイ・クイーン著/越前敏弥訳)、『ルパン対ホームズ〔新訳版〕』 (モーリス・ルブラン著/平岡敦訳)、『黄色い部屋の秘密〔新訳版〕』(ガストン・ルルー著/高野 優訳)などが次々に登場する。
刊行は2016年3月まで続く予定だ。現在は発表されているのは57点だが、今後順次発表は続くとことだ。過去の作品のなかに新たな発見、感動もきっと隠れているはずだ。海外小説はどこから読んでわからないという人は、まずこの70冊の中から読んでみるのもいいだろう。

「ハヤカワ文庫補完計画」
http://www.hayakawa-online.co.jp/new/2015-03-12-164233.html
《animeanime》

編集部おすすめの記事

特集