2014年に日本全国に一大ブームを巻き起こした『妖怪ウォッチ』がいよいよ北米に本格進出する。電通の米国現地法人電通エンタテインメントUSAとテレビ東京が明らかにした。両社は大手玩具メーカーのハズブロと協力して、『妖怪ウォッチ』の玩具を北米、中南米、ヨーロッパ、ニュージランド、オーストラリアの広い地域で展開する。2016年には、ハズブロが関連玩具を発売する。また2015年末には、『妖怪ウォッチ』のテレビ放送、ゲーム発売、商品化について発表するとしている。『妖怪ウォッチ』は、2013年夏にゲーム会社レベルファイブが開発したゲームソフトがスタートになっている。妖怪ウォッチを手に入れて妖怪を見ることができるようになった主人公が、妖怪が原因で起きた事件を解決しながら、妖怪と友達になっていく。2014年1月にテレビアニメが放送を開始したことから人気に火が付き、関連玩具、音楽、劇場映画なども巻き込んで社会現象になるまでの人気となっている。ゲームとアニメを連動させた作品であることから第二のポケモンとも言われ、早くから海外展開が期待されていた。今回は世界最大のエンタテインメント市場である北米、そしてヨーロッパに、『妖怪ウォッチ』が進出をする。日本を代表する新たなコンテツ、キャラクターになるのか関心を集めそうだ。海外展開の意気込みは、ビジネスパートナーの大きさにも現れた。ハズブロは米国に拠点を持ち、マテルと並ぶ世界2大玩具会社である。国際的なネットワークを持ち「トランスフォーマー」シリーズや「スター・ウォーズ」シリーズ、G.Iジョーなど人気ブランドを数多く持つ。ハズブロ・ブランズのジョン・フラスコッティ社長は、「私たちは『妖怪ウォッチ』の日本での大きな成功を見てきました。そんな作品を新市場に展開する手助けを出来ることに興奮しています。」と語る。また電通エンタテインメントUSAは、テレビ東京系列で放送中のアニメ『妖怪ウォッチ』のアメリカ地域のビジネス展開を手がけることも明らかにしている。現在、すでに地域のテレビ放送やグッズ展開のビジネスを進めているという。2016年にかけて、いよいよ世界進出を本格化する『妖怪ウォッチ』。国内外の玩具、キャラクター、ゲーム、アニメ関係者が注目している。[/アニメ!アニメ!ビズ/animeanime.biz より転載記事]
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