岸誠二と上江洲誠がミステリの古典に挑む 「乱歩奇譚 Game of Laplace」TVアニメ化

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11月27日に東京・お台場のメディアージュで「ノイタミナプロジェクト発表会2015」が開催された。フジテレビのアニメブランド「ノイタミナ」の最新情報を伝えるイベントは、数々の新作製作決定と新企画が明らかにされた。
サプライズの相次いだ一夜となったが、2015年7月以降テレビシリーズ「ノイタミナ」の作品として発表された『乱歩奇譚 Game of Laplace』もそのひとつだろう。作品は原案を江戸川乱歩とし、さらにタイトルに示すように江戸川乱歩をモチーフにしたものだ。
監督には岸誠二、脚本に上江洲誠を起用する。またアニメーション制作は、Lercheが担当する。人気監督と脚本家の組み合わせが、関心を呼びそうだ。

江戸川乱歩は1894年に誕生、1965年に世を去った推理小説の古典作家である。少年向けの「怪人二十面相」や「少年探偵団」のシリーズはあまりにも有名だ。一方で、舞台作品でも有名な『黒蜥蜴』や、本格推理小説『D坂の殺人事件』、耽美・怪奇小説の『孤島の鬼』『人間椅子』といった作品もある。
しかし、今回のアニメ化にあたっては特定の作品を挙げずに「原案:江戸川乱歩」としている。長年メディア化の多い江戸川乱歩だが、アニメならではの異なった切り口が期待される。

その映像化に挑むのが、近年アニメ業界で注目が増している岸誠二監督と脚本の上江洲誠である。多作で人気作品を次々に世に送り出すふたりだが、タッグを組んで仕事をすることが多いのも特徴だ。『瀬戸の花嫁』や『天体戦士サンレッド』『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 THE ANIMATION』『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』などのヒット作があり、2015年1月からは『暗殺教室』の放送開始が決まっている。
ふたりの特徴は、すでに原作のある作品が多いことだ。しかも、その範囲はゲーム、小説、マンガと多彩だ。そんなふたりの前に投げかけられた“江戸川乱歩”。確かに原作になりうるが作家はすでに故人、そしてその作品群はこれまで無数に映像化されてきた。そうした中でどんな作品を世に放つのかが注目だ。

また「ノイタミナ」では、2011年にも小説家・推理作家の古典である坂口安吾を原案として、アニメ『UN-GO』を放送している。この時も監督に水島精二、脚本・會川昇と大物を投入した。作品は坂口安吾の作品をベースにしながら、独自のSF、幻想、ミステリを構築した。
それから約3年、江戸川乱歩に挑む。今回も江戸川乱歩の名前は原作でなく、原案としてのクレジットだ。今回も岸誠二と上江洲誠が、作品を大胆に窯変させることが期待される。



ノイタミナ公式サイト
http://noitamina.tv/

『乱歩奇譚 Game of Laplace』
原案: 江戸川乱歩
監督: 岸誠二
脚本: 上江洲誠
制作: Lerche
《animeanime》

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