「押井守映画祭2015」12月13日開催 「天使のたまご」から「ミニパト」まで一挙上映

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池袋の名画座・新文芸坐とアニメ雑誌・アニメスタイルの共同企画「押井守映画祭2015」が2014年12月からスタートする。その「第一夜『機動警察パトレイバー』編」は12月13日(土)にオールナイト上映を行う。
トークショーのゲストには押井守監督と愛弟子である神山健治監督が出演。押井監督が「新文芸坐×アニメスタイルセレクション」に登壇するのは今回が初めて。上映作品はもちろんトークも要注目だ。

「押井守映画祭2015」は押井監督のアニメ・実写の代表作を上映する連続企画である。2015年全国公開の『THE NEXT GENERATION パトレイバー』長編版や、東京国際映画祭・特別招待作品の『GARM WARS The Last Druid』など、今後も話題作を控える押井監督の軌跡を振り返ることができる。
今回の上映作は押井ビギナーに多彩な作品を親しんでもらいたいという意図からセレクトされているが、昔からのファンも楽しめる重厚なラインナップとなった。

イベントの幕開けを飾る『天使のたまご』は1985年制作のOVA。押井監督作の中でもとりわけ難解な1作として知られ、廃墟となった世界を舞台に、たまごを抱いた少女と少年が出会うという物語だ。
魚、少女、戦車など他の押井監督作でも見られるモチーフが頻出し、最も作家性が押し出された作品と言える。本作を上映ラインナップのはじめに置いたことからも「押井守映画祭2015」の本気ぶりを感じ取ることができるだろう。

続いて『機動警察パトレイバー劇場版』『機動警察パトレイバー2 the Movie』の5.1ch版をBlu-rayで上映。こちらは1998年にサウンドリニューアルを施したバージョンで、劇場での上映は本邦初となる。
とくに『パト2』はモブの声優が一新されており、オリジナル版とはまた異なる雰囲気を楽しむことができる。『天使のたまご』で声優を務めた俳優・根津甚八さんが重要な役柄で出演している点も見逃せないポイントだ。

最後は短編作『ミニパト』を3作すべて上映する。こちらは一転、押井監督が得意とするギャグを楽しむことができる。
「パトレイバー」シリーズのキャラクターたちがマシンガントークで蘊蓄を披露していく様は必見。神山さんの初監督作品でもあり、トークショーではどのような発言が飛び出すのか期待したい。

「押井守映画祭2015 第一夜『機動警察パトレイバー』編」の前売券は11月12日(水)から新文芸坐とチケットぴあで販売開始。価格は前売・友の会が2800円、当日が3000円(全て税込)となっている。
[高橋克則]

新文芸坐
/http://www.shin-bungeiza.com/

新文芸坐×アニメスタイルセレクションVol.62
押井守映画祭2015 第一夜「機動警察パトレイバー」編
日時: 2014年12月13日(土)開場22:15/開演22:30(終演予定5:40)
会場: 新文芸坐(東京都豊島区東池袋1-43-5 マルハン池袋ビル3F) TEL.03-3971-9422
料金: 一般当日3000円/前売・友の会2800円
ゲスト: 押井守(監督)、神山健治(監督)、
小黒祐一郎(アニメスタイル)、桑島龍一(プランナー&ライター)
上映作品
『天使のたまご』(1985年/71分)
『機動警察パトレイバー劇場版[5.1ch版]』(1989年・1998年/98分)
『機動警察パトレイバー2 the Movie[5.1ch版]』(1993年・1998年/113分)
『ミニパト』(全3話/2002年/38分)
※『天使のたまご』『ミニパト』は35mm、『パトレイバー』劇場版二作はBlu-ray上映
《高橋克則》

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