「ガンダム Gのレコンギスタ」TVアニメ放送開始記念「HG ガンダム G-セルフ」レビュー | アニメ!アニメ!

「ガンダム Gのレコンギスタ」TVアニメ放送開始記念「HG ガンダム G-セルフ」レビュー

ガンプラ「HG ガンダム G-セルフ」の紹介。「ガンダム Gのレコンギスタ」の主役モビルスーツ。TV放送に先駆けて、いち早く商品展開がなされている「G-レコ」のガンプラ第1弾。

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インサイドを御覧の皆様、こんにちは。ライターひびきによる「ほぼ」隔週連載「日々気まぐレポ」、第67回目でございます。

いやもう!ついに始まりましたね!「ガンダム Gのレコンギスタ」。初回スペシャルはワクワクしっぱなしの1時間でした。「ガンダム Gのレコンギスタ」は先日からMBS系アニメイズム枠でも放送が開始されたガンダムシリーズの最新作です。あの富野由悠季監督が手がける新しいガンダムシリーズが、まさかテレビ放送でみれるなんて。「∀ガンダム」を逃してしまっていた筆者にとってはリアルタイムで見る初の富野アニメということになりまして、興奮がいまだに抑えきれません。若い方の中には筆者と同じく初めてだという方も多いのではないでしょうか。これ絶対貴重な体験ですから、皆さん是非一緒に楽しみましょうね!

というわけで今週はガンプラ「HG ガンダム G-セルフ(大気圏用パック装備型)」をご紹介。こちら、TVアニメ「ガンダム Gのレコンギスタ」の主役モビルスーツ。TV放送に先駆けて、いち早く商品展開がなされており「Gレコ」のガンプラとしては第1弾となります。

◆最新フォーマットで展開された最新機種
ここ最近、特にビルドファイターズ関連で「ガンプラ」を久しぶりに組んでみたという方も多いのではないでしょうか。そんなかつてのガンプラファンも、これが初めてだという方にも間違いないのがこの「ハイグレード(HG)」というシリーズ。とくに今回の「G-セルフ」はTVアニメの主役機ということもあってフラグシップモデルたる組やすさが実現しています。

フォーマットとしてはこれまで展開されてきた「オールガンダムプロジェクト」に則った作りをしており、プレイバリューと組んだ時の小気味よさが絶妙なバランスとなっています。パーツ分割は部分塗装派にも配慮した箇所が目立ち、極力少パーツに、さりとて色分けは最大限に、という意図を汲み取ることができます。合わせ目も少なくなるようパネルラインに合わせて分割がされていますが、脚周りにやや目立つレベルのものも。最も、処理はしやすい箇所なので基本工作の練習にも最適なキットといえるのではないでしょうか。

◆シンプルなようで複雑なデザイン
「G-セルフ」は従来のガンダム主役機と比べて、丸みを帯びたライン、大きく優しい印象のツインアイなど、やや特異なデザインをしています。その一方で、カラーリングはこれまでの主役機同様のトリコロールカラーで、きちんと「ガンダム」のお作法を順守しているのも大きな特徴の一つ。決して使われている色は多くはないものの、細かく各ポイントにアクセントが配色されており、全体として引き締まった色使いをしています。

さて、これを「ガンプラ化」するとなると少し大変です。多色整形・マルチカラーキットを売りにしているとはいえ、程々のパーツ数で程々の組やすさが売りのHGシリーズは、細かなカラーごとのパーツ分割を不得意としています。ここ最近の主役機「ビルドストライクガンダム」や「ガンダムAGE-1」などと比べても圧倒的に「G-セルフ」は色分けが複雑です。これをどう解決しているのか、といえば簡単な話で「ホイルシールの多用」です。

特に頭部は両耳や額部分にかなり細かな色分けが存在しますのでそのへんはまるっとシールをペタリ。他、手甲や足元のホワイト、クリアパーツで処理しきれない各フォトンフレームのブルーなどがシールで補われています。それでも、頭部バルカンや肩部スラスターのイエロー、足首のホワイトなど足りない箇所ががありますので気になる方はワンポイント塗装してやるとより完成度が増すかと思います。

◆基本プレイバリューと今後の展開
装備品としてはビームライフルにシールド、ビームサーベルが2本とガンダムタイプのMSとしては基本中の基本のモノが揃っています。

それに加え、今回は「大気圏用パック」も付属。主翼の折りたたみの他、上下スイングなど、表情付けに一役買ってくれます。取り外しも簡単に可能で、ガンダムシリーズではもはやおなじみとなった背負いモノの換装ギミックが、この「G-セルフ」でも楽しめるようです。残念ながら規格はこれまで展開されてきたものとやや異なるようですが今後の展開にも期待したいところです。

可動も、引き出し式の肩や二重関節など、オールガンダムプロジェクト準拠の安定した動きを実現しています。ただ、抜群に広いわけでもなく、肘部分が最大でも90度前後とやや動きづらい他、股関節から太ももにかけて分割がないのでロールに難アリと言った感じで可もなく不可もなくといった所。もっとも、最近のガンプラの可動がアクションフィギュアのそれに近く、従来のものから比べるとバケモノクラスであったことを考えると、これが普通という気もします。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆
というわけで「Gレコ」一発目のガンプラ、「HG G-セルフ」でした。Gが多いね!

筆者は新たなガンダムが始まる度に、その主役機のガンプラを組むのを楽しみとしています。そのガンダムシリーズの顔たる主人公の愛機のガンプラには必然、バンダイの新たなチャレンジが惜しげも無く投入されているからです。そして、最新機種を組んだ上で改めて過去の主役機のガンプラを振り返ると、その歴史と進化を再確認することができるのです。毎年のように「最近のガンプラの進化すげぇ!」と言っているような気がしますが、その実、新商品が出る度に何らかの点で確実に進化を遂げているのが「ガンプラ」というキットの凄まじい所。毎回のように新しい発見のあるこんな面白い玩具、そうそうはあるものではないです。まだこの面白い世界を知らないという方、あるいはかつては触れていたという方も、是非また新しい歴史のスタートに立ち会ってみてはいかがでしょうか。

「HG G-セルフ(大気圏用パック装備型)」は好評発売中。価格は1,728円です。

(C)創通・サンライズ・MBS


■筆者紹介:ひびき
ゲームやアニメが大好きな駆け出しライター。
好きなMSは女性的なラインの「ウーンドウォート」。
一方で「G-セルフ」はやや幼く少年的なポイントを
垣間見ることが出来、これはこれで結構ツボだったり。
力強くマッシブなシルエットも捨てがたいですが
独特なスタイルのMSはやっぱり興奮してしまいます。

Twitter:@hibiki_magurepo

【日々気まぐレポ】第67回 「ガンダム Gのレコンギスタ」TVアニメ放送開始記念「HG ガンダム G-セルフ」レビュー

《ひびき》
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