2015年1月、シアターコクーンにて不朽の名作マンガ『PLUTO』が舞台化される。マンガ誌「ビッグコミックオリジナル」(小学館刊)にて連載され、単行本では850万部以上、20の言語に訳されている世界的に読まれている作品だ。主演にはアトム役として個性派俳優として知られる森山未來、そしてウラン役とヘレナ役を永作博美、天馬博士役は柄本明、その他吉見一豊、松重豊、寺脇康文と豪華出演陣と力がこもる。2015年の幕開きにふさわしい舞台となるであろう。『PLUTO』は、人間とロボットが共存する時代を舞台にする。世界最強といわれるロボットが次々と破壊される事件が起こるという手塚治虫の名作マンガ『鉄腕アトム』の「地上最大のロボット」をリメイクした作品で、マンガ発表の際にも大きな話題を呼んだ。物語の始まりは、高性能刑事ロボットのゲジヒトが連続ロボット破壊事件の犯人の標的が、自身を含めた7体の大量破壊兵器となり得るロボット達だと確信することから始まる。ゲジヒトは日本に渡り、限りなく人間に近い存在であるロボットのアトムと共に謎を追うことになる。内戦で家族を失った世界最高峰の頭脳を持つ科学者アブラー、人間を殺害した唯一のロボット、ブラウ 1589との接触により核心に迫っていく。ゲジヒト、そしてアトムの葛藤も作品の鍵となる。舞台の演出・振付には、シディ・ラルビ・シェルカウイを起用する。オリヴィエ賞を2度受賞した世界の気鋭のクリエイターだ。ラルビは日本文化への造詣も深く、幼少期に手塚作品に出会い多大なる影響を受けているという。これまでに2011 年に、手塚治虫の思想/生涯をダンスというメディアで展開する「TeZukA テヅカ」を創作し注目を浴びた。同氏が日本を代表する本作を、「ロボットは人間と同じなのか」というテーマと伴にどう舞台で演出するのか話題を呼ぶだろう。鉄腕アトム「地上最大のロボット」より「プルートゥ PLUTO」/http://www.pluto-stage.jp演出・振付: シディ・ラルビ・シェルカウイ原作: 浦沢直樹×手塚治虫 長崎尚志プロデュース 監修: 手塚眞 協力: 手塚プロダクション
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