攻殻機動隊大原画展 見どころはここだ!原画から背景美術、セル画まで

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8月8日から西武池袋本店別館2階西武ギャラリーでスタートした攻殻機動隊大原画展は、過去25年に様々なかたちで表現された『攻殻機動隊』の作品を創り出した資料を一堂に集めたものだ。展示資料は制作のための素材ということもあり、通常はあまり目にする機会はない。
さらに今回の様に初期作から最新作まで、複数の作品を横断しての展示は貴重だ。300点を超える展示には、原作者・士郎正宗さんによるデジタル原画・原稿、アニメのセル画・背景画・原画、DVDパッケージ水彩画、コミカライズ作品の原稿までが様々なものが並ぶ。

企画展は「攻殻機動隊」シリーズをより理解するだけでなく、アニメのクリエイティブについて知る機会となっている。盛り沢山の展示ではあるが、ここで今回の見どころをアニメ関連中心に紹介してみたい。

■ 原画
アニメーションの絵は、絵の設計図にあたるレイアウト、画面の基になる原画、さらにそれを細かい動きをつける動画などから成り立つ。今回は『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』、「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」シリーズ、『イノセンス』、「攻殻機動隊ARISE」シリーズからレイアウト、原画が集められている。
とりわけ制作者の手元に残っていることが少ない原画が多く展示されている。1995年の『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』の原画は特に貴重だ。トップアニメーターたちの筆致、そして制作の現場のエネルギーが伝わる原画に書き込まれたメモ書きなどが必見だ。
S.A.C.シリーズからは、後藤隆幸さんが作画から着彩まで手掛けたパッケージイラストの水彩画が目を惹く。

■ 背景美術
背景美術は、キャラクターやメカニックなどの後ろに置かれる文字どおりの背景である。アニメでは、アニメーターによるキャラクターなどとは別に背景のスペシャリストが描く。
現在では、その多くはデジタルで描かれるため全て手描きで紙に描かれた背景は珍しくなっている。細かい筆致と空気感さえ表現する初期作品の背景画も、今回の目玉である。用紙の質感や絵具の勢い、そのなかで表現された世界観が必見だ。

■ セル画
セル画もいまでは、存在しなくなったものだ。かつては人が筆を使ってひとつひとつセルロイドの板に絵の具で色付けしていた。現在はデジタル彩色に移行したため制作現場には存在しない。
セル画も現在は多く残っていないが、今回は名場面から選りすぐった貴重なセル画が展示されている。

殻機動隊大原画展
/http://kokaku.gengaten.com
会期: 2014年8月8日(金)~8月20日(水) 開場時間:10時~20時 
会場: 西武池袋本店 別館2階=西武ギャラリー
主催: 「攻殻機動隊 大原画展」実行委員会
《animeanime》

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