KADOKAWA 富士見書房ブランドカンパニーブランドカンパニーが、大人の女性向けを掲げた新レーベル「富士見L文庫」創刊した。6月14日にまず5タイトルを新刊リリース、さらに7月15日も5タイトルを発刊する。富士見書房は、富士見ファンタジア文庫などを中心に人気小説を多数刊行している。なかでもライトノベルは得意とする分野だ。しかし、「富士見L文庫」ではこれまでと異なるターゲットに向けて、新たな読者の開拓を目指すことになる。富士見書房によれば、「富士見L文庫」は中高生向けのライトノベルとは一線を画したさらに読みごたえのあるストーリーと世界観を重視した作品ラインナップする。一方でキャラクターを重視する。またレーベルにつけられた「L」には、文芸の「Literature」とライトノベルの「Light Novel」のそれぞれの頭文字から取られている。ライトノベルの読者よりやや上の世代を想定し、さらに従来の小説とライトノベルの中間的な位置づけにあるようにも窺える。ジャンルはミステリーやゴシック、ファンタジーなど幅広いジャンルとなっている。さらに第1弾タイトルよりも女性向けの絞っていることが判る。『悪魔交渉人 1.ファウスト機関』(著者:栗原ちひろ、イラスト:THORES柴本)は、美術館員は仮の姿質は悪魔と交渉し、彼らにまつわる事件を解決することが職業の主人公が活躍するオカルトミステリーだ。また、『貴族デザイナーの華麗な事件簿 ロンドンの魔女』(著:柏枝真郷、イラスト:片桐いくみ)や『バー・コントレイルの相談事』(著:小竹清彦、イラスト:しのとうこ)など、舞台設定もイラストもアダルトな雰囲気を漂わせる。価格はいずれも600円台に設定されている。さらに発売当初より電子書籍版も用意している。新レーベルならではと言える。富士見L文庫公式/http://www.fujimishobo.co.jp/sp/L_novel/
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