スタートアップしたばかりの企業、事業のためのインキュベーション施設は決して珍しくない。しかし、コンテンツ関連に特化したものは多くない。それが北九州市に設立されることになった。アパマンショップホールディングスは1月21日、福岡県北九州市のあるあるCity1号館に隣接する2号館の3階に、インキュベーションスペース「fabbit(ファビット)」を本年3月に開設することを発表した。スペースは833m2となり、日本最大級を謳う。ターゲットとなる入居事業者は、グラフィック、マンガ、イラスト、3D造形、フィギュア、ITサービス、映像制作編集としている。コンテンツ分野に重点を置いていることが判る。運営は株式会社nomadで、施設は「学ぶ」、「集う」、「創る」からなるコンセプトを掲げている。ベンチャー企業や情報コンテンツ産業の創出・育成を推進する。北九州市が推進する新成長戦略の主要施策の一環でもある。アパマンショップホールディングスは秋葉原の東京アニメセンターの運営でも知られている。あるあるCityも同社の保有物件となっている。建物には、北九州市漫画ミュージアムや各種ショップなど、ファン向けの施設などがある。これに人材育成や起業家の支援といった側面が備わることになる。新たな施設には、デジタルハリウッドSTUDIOも開設される。学びの場を入居者にも提供する。このほか入居者以外も利用できるライブラリー、様々なセミナーやワークショップが行えるイベントスペースを併設するという。[真狩祐志]fabbit/http://fabbit.in/あるあるCity/http://aruarucity.com/
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