米国アカデミー長編アニメ部門 エントリーに日本から「風立ちぬ」「ももへの手紙」「まどかマギカ」

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2013年も、世界各国で数多くのアニメーション映画が公開されている。ショービジネスの中心地である米国では、早くも2013年の映画業界を振り返る賞レースがスタートしている。
米国映画芸術科学アカデミーは、11月5日、米国アカデミー賞の長編アニメーション部門のエントリー作品19本を発表した。このなかに日本のアニメーションも3作品が含まれている。
日本公開は2012年だった『ももへの手紙』、そして日本でも今年公開された『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語』、『風立ちぬ』である。他の16作品と伴に、ノミネート、そして最優秀長編アニメーション賞を競うことになる。

今回発表されたのは、いずれも製作者や配給会社がエントリー申請をしたなかから、アカデミー側が基準に達したと認めた作品である。この段階で、作品の内容そのもの評価は行われていない。
エントリー要件は40分以上の長編映画であること、作品全体のアニメーションパートが75%以上であること、ロサンゼルス地区の商業公開などが含ねまれる。
『アナと雪の女王』をはじめ公開前の作品も含まれているが、期限内に公開がなければエントリーは取り消される。日本作品については『ももへの手紙』は公開済、『風立ちぬ』は11月8日、『魔法少女まどか☆マギカ』は、12月3日公開予定だ。

エントリーが16本以上になるとアカデミー賞のルールにぬよりノミネートは5作品になる。また、13本から15本の場合は4作品だ。いずれにしてもノミネートに入るだけでも競争は厳しい。
ノミネート作品の発表は、他の部門と共に2014年1月16日に17時半に、ビバリーヒルズのアカデミー・ゴールドウィン・シアターにて行われる。さらにノミネート作品から選ばれた最優秀長編アニメーション賞が、2014年3月2日、ハリウッドのドルビー・シアターで開催される授賞式に明らかにされる。

最優秀賞受賞の行方は、いつもながら不透明だ。ピクサーによる『モンスターズユニバーシティ』は最有力候補と言っていいだろう。興行だけをとれば 『くもりときどきミートボール2 フード・アニマル誕生の秘密』、『クルードさんちのはじめての冒険』、『怪盗グルーのミニオン危機一発』、『スマーフ2 アイドル救出大作戦』などがある。
しかし、米国アカデミー長編アニメーション部門は以前より多様な作品を評価する傾向が強まっている。大規模な公開をしなかった海外アニメーションにもチャンスはある。同時に、海外作品のエントリーも増加傾向にある。今回も『アーネストとセレスティーヌ』(フランス)、 『ザ・フェイク』(韓国)、『Khumba』(南アフリカ)、『サリアの伝説』(カナダ)、『アポストロ』(スペイン)、『リオ:2096年 愛と激情の物語』(ブラジル)に日本の3本と、エントリーのおよそ半分9作品が海外からだ。多くの作品は、ノミネートに残ることでの話題づくりを狙っている部分も大きい。

このなかで『ももへの手紙』は、各国の映画祭で受賞を重ねていること、現在では少なくなった手描きのアニメーションを極めていることが評価のポイントになりそうだ。
『風立ちぬ』は作品の完成度の高さに加えて、宮崎駿監督の引退という話題性がある。『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語』は、日本アニメらしい映像や演出が注目されそうだ。

米国映画芸術科学アカデミー
/http://www.oscars.org/

米国アカデミー長編アニメーション部門 エントリー作品

■ 『くもりときどきミートボール2 フード・アニマル誕生の秘密』
  “Cloudy with a Chance of Meatballs 2”
■ 『クルードさんちのはじめての冒険』
  “The Croods”
■ 『怪盗グルーのミニオン危機一発』
  “Despicable Me 2”
■ 『エピック』
  “Epic”
■ 『アーネストとセレスティーヌ』
  “Ernest and Celestine”
■ 『ザ・フェイク』
  “The Fake”
■ 『フリーバーズ』
  “Free Birds“
■ 『アナと雪の女王』
  “Frozen”
■ 『Khumba』
■ 『サリアの伝説』
  “The Legend of Sarila”
■ 『ももへの手紙』
■ 『モンスターズユニバーシティ』
■ 『アポストロ』
  “O Apostolo”
■ 『プレーンズ』
  “Planes”
■ 『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語』
■ 『リオ:2096年 愛と激情の物語』
  “Rio: 2096 A Story of Love and Fury”
■ 『スマーフ2 アイドル救出大作戦』
  “The Smurfs 2”
■ 『ターボ』
  “Turbo”
■ 『風立ちぬ』
《animeanime》

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