大友克洋氏に紫綬褒章 マンガ家、アニメーション監督として芸術文化発展に貢献 | アニメ!アニメ!

大友克洋氏に紫綬褒章 マンガ家、アニメーション監督として芸術文化発展に貢献

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2013年11月2日、毎年秋恒例となっている秋の叙勲が発表された。このうち芸術分野での功績を讃える紫綬褒章の受章者のひとりに大友克洋氏が選ばれた。大友克洋氏は今年59歳、マンガ『AKIRA』、それを原作に自ら映像化したアニメーション映画などで世界的に知られている。
受章理由には、「漫画家、アニメーション映画監督として長年にわたり、圧倒的な画力(描写)と構図、物語の構築力、鋭い映像感覚をもとに、優れた作品を数多く発表し、国際的な注目を集めるなど、わが国芸術文化の発展に大きく貢献したこと」としている。作品を通じたマンガ、映像分野への貢献が評価された。

秋の褒章は1881年の褒章条例により、紅綬褒章、緑綬褒章、藍綬褒章が制定されたのが始まりである。紫綬褒章は1955年より設けられている。学術、芸術上の発明、改良、創作に関して著しい功績のあった人物を対象としている。2013年は16名が受章している。
しかし、受章者は、伝統文化・芸能から選ばれることが多い。アニメーション分野での受章はこれまで久里洋二氏、古川タク氏、高畑勲氏の3人のみとなっている。

大友克洋氏は、1973年にマンガ家としてデビューした。1983年に相次いで発表された『童夢』、『AKIRA』が高い評価を受けた。1988年に自らがアニメーション監督として映画化した『AKIRA』は、その後海外で映画、SF、アニメーション関係者、クリエイターらに圧倒的評価を受け、その創作活動に大きな影響を与えたとされている。
また、『AKIRA』は、その後の日本が創り出す大人向けのアニメーションへの評価へのきっかけになった。大友克洋氏は日本のアニメーションの海外展開の立役者のひとりと言っていいだろう。

大友氏は、さらに『MEMORIES』(1995年)、『スチームボーイ』(2004年)、『火要鎮』(2013年)などの作品を手がける。『火要鎮』は第16回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞、第67回毎日映画コンクール大藤信郎賞と相次いで大きな賞を受賞している。
また、マンガ、アニメーション文化の貢献から2005年にはフランス政府から芸術文化勲章シュバリエを授与されている。今回の受章はこれに続くものとなった。

『SHORT PEACE』(『火要鎮』含む)
《animeanime》
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