電撃大賞に“電撃コミック大賞”を新設 メディアミックス視野にコミカライズ作品も公募 | アニメ!アニメ!

電撃大賞に“電撃コミック大賞”を新設 メディアミックス視野にコミカライズ作品も公募

アスキー・メディアワークスの新人賞・電撃大賞が、第21回より新たに電撃コミック大賞の応募受付を開始した。電撃コミック大賞は、オリジナルコミック/コミカライズ/コミック原作を募集する。

ニュース
注目記事
アスキー・メディアワークスが主催する新人賞・電撃大賞が、第21回にあたる2013年秋の募集より新たに電撃コミック大賞の応募受付を開始した。電撃コミック大賞は、オリジナルコミック作品/コミカライズ作品/コミック原作作品の3つカテゴリーに分けられている。電撃大賞は、電撃小説大賞、電撃イラスト大賞に電撃コミック大賞を含め3部門体制となる。
電撃大賞はその規模の大きさとプロデビューの多さで、注目を集めてきた。前回(第20回)では、過去最高の7523作品もの応募があった。『ビブリア古書堂の事件手帖』で大ベストセラーを生み出した有川浩さんは第10回 の小説大賞受賞者だ。賞の掲げる次代を創造するエンターテイナーの発掘・育成にも成果を挙げている。

また、電撃小説大賞の受賞作品は、後にアニメ化される作品も多い。『ブギーポップは笑わない』(上遠野浩平:第4回大賞)、『バッカーノ! The Rolling Bootlegs』(成田良悟:第9回金賞)、『狼と香辛料』(支倉凍砂:第12回銀賞 、『アクセル・ワールド』(川原礫:第15回大賞)などである。メディアミックスを得意とするアスキー・メディアワークスの才能の源泉となっている。
メディアミックスと言えば、小説、映像と共に、重要な一角を占めるのがマンガである。今回のコミック部門の新設は、電撃大賞のウィングをマンガに広げるものになる。

ただし、1993年にスタートした電撃大賞は、これまでにもマンガ関連の賞をたびたび設けてきた。また、電撃のマンガ専門誌も独自に新人賞を持ち、大型新人賞電撃コミックグランプリも開催してきた。
今回、電撃大賞の部門とするのは、より大きなかたちを目指し、そしてメディアミックス展開をより強く意識した結果といえる。それは募集内容が、オリジナルコミック作品だけでなく、コミカライズ作品、コミック原作作品の3つに分けていることからも分かるだろう。
コミカライズ作品の課題には、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』(著:伏見つかさ)、『ソードアート・オンライン』(著:川原礫)、『とある魔術の禁書目録』(著:鎌池和馬)、『ビブリア古書堂の事件手帖』(著:三上延)ほか、アニメ化・映像化作品が多数挙がっている。メディア横断的な作品が描ける作家を求めていることが判る。

作品応募は郵送かウェブから行う。最終締切日は、2014年5月30日(当日消印有効)となる。応募作品は選考委員による最終選考を行う。選考委員にはアニメ脚本の大河内一楼さん、マンガ家・高河ゆんさん、マンガ家・綱島志朗さん、バンダイナムコゲームス コンテンツ制作本部ゼネラルマネージャーの   吉積信さんほかを予定している。
大賞受賞者はアスキー・メディアワークス刊行の電撃各誌からデビューすることになる。

電撃大賞公式サイト
/http://asciimw.jp/award/taisyo/
《animeanime》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集